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「Zebrang(ゼブラン)」アウトドアコーヒーをハリオ2種のドリッパーで飲み比べ

みなさんはキャンプやハイキングなどで「淹れたての本格的な美味しいコーヒーを飲みたい。」と思うことはないでしょうか。近年のキャンプブームにより、アウトドア専用のコーヒー器具やオリジナルブレンドが登場するようにもなりました。


本記事では、アウトドアのコーヒー器具「Zebrang(ゼブラン)」の人気コーヒー豆「アウトドアコーヒー 」をコーヒーソムリエの筆者がハンドドリップを行い、解説や感想などを述べていきます。


そもそも「Zebrang(ゼブラン)」とは?

「Zebrang(ゼブラン)」は、アウトドアシーンで使用するコーヒー器具のブランドです。

常識を超えて行く提案を追求し「心の豊かさを生み出す」ことを目的に「機能」と「感動」の共存を実現、エンターテイメントとして提供していくブランドを目指しています。


「Zebrang(ゼブラン)」の商品は、HARIO V60のリブが入ったフラットドリッパーや真空二重マグコーヒーメーカー、計量ドリップポット、コーヒーミル、キャニスターなど、HARIOによるコーヒー好きがアウトドアで活用できる高品質な商品がラインナップされています。


Zebrang公式スペシャルアンバサダーは、俳優でThe Rising Sun Coffee(ライジングサンコーヒー)経営の坂口憲二さんです。


引用元:Zebrang公式サイト:https://zebrang.hariocorp.co.jp

「アウトドアコーヒー Zebrang」の概要

今回ご紹介するのは、アウトドアコーヒー Zebrang(HARIO ネットショップ限定)180g。

商品名のとおり、アウトドア専用のブレンドコーヒーです。


「Zebrang(ゼブラン)」の由来でもある「ZEBRA(シマウマ)」が走っている大草原があるアフリカの高品質なシングルオリジン3種を使用しています。


※シングルオリジンとは、簡単に言うと単一産地のコーヒー豆を指します。農園や生産者ごとに細かく分けられているのが特徴です。


内容量:約180 g (豆のままの状態)

コーヒー豆ケニア・ムシャガラ、マラウイ・ミスク、コロンビア

価格:1,620円(※受注生産商品)

商品ページ:https://shop.hariocorp.co.jp/products/hcb-180zb

「アウトドアコーヒー Zebrang」の特徴

公式サイトには、フルーティーで爽やかな香りはケニア・ムシャガラ、コクのある苦みと後味の甘みはマラウイ・ミスク、味の調和とコクの深みはコロンビアが演出と記載されいます。


ケニアのコーヒー豆といえば、トップクラスの高品質なコーヒーとして知られています。

一般的には「これぞケニア!」といった特有のトマトのようなジューシーな味わいが特徴。

マラウイ・ミスクは、やわらかい苦味と明るい酸味があり、ほんのり甘味も感じられるコーヒーです。

コロンビアは、マイルドコーヒーの王であり、北部・中部・南部によってそれぞれ特徴は異なるものの、調和のとれた味わいとしてなくてはならない存在となっています。


今回はホットコーヒーを抽出します。


使用するコーヒー器具

今回は、すべてHARIO(ハリオ)のもので抽出します。

ハリオ ペガサスドリッパー01(PED-01-T)1〜2杯用

ペガサスドリッパーは、2023年夏に新発売された「初めてでもやさしく・美味しく」をコンセプトとした2つ穴の台形型です。抽出量が一目でわかる「のぞき窓」が付いているのも特徴の1つ。


サイズ:幅112×奥行100×高69mm、口径94mm

容量:1-2杯用

ハリオV60透過ドリッパー(VDR-01-T)1〜2杯用

2007年度にグッドデザイン賞を受賞しているドリッパー。12本のスパイラルリブが特徴です。

バリスタの世界大会でも使用されているので、多くのプロが愛用しています。


ハリオコーヒーミル・セラミックスリム(MSS-1TB

すべてのパーツを丸洗いできる手挽きミルです。初心者の方にも軽量で使いやすく、手挽きミルの中では比較的お求めやすい価格となっています。


サイズ:幅 150 mm × 奥行 72 mm × 高 220 mm 口径 70 mm

容量:コーヒー豆 24g 2杯用


ハリオV60ドリップケトル・ヴォーノ(VKBR-120HSV)

注ぎ口が細いので抽出量や抽出スピードをコントロールしやすいです。


サイズ:幅295×奥行144×高147mm 口径77mm

容量:実用容量800mL


ハリオV60ドリップスケール (VSTN-2000B)

1秒単位のストップウォッチ機能付きで0.1g単位の重さと抽出時間を計れます。


サイズ:幅 120× 奥行 190× 高 29mm

計測範囲:2~2000g

計測時間:99分59秒まで


アウトドアコーヒー Zebrangを使用したハンドドリップ(ペガサスドリッパー編)

1. 蒸らし(約30秒)

粉面より3〜4cmの高さから、粉にお湯をのせるイメージで、
粉全体がしめる程度に注ぎ30秒程度蒸らしを行います。

2. 500円玉ぐらいの大きさの円を描きながら注ぐ

ドリッパーやペーパーフィルターに直接お湯がかからないように、
500円玉ぐらいの大きさで数回に分けて「の」の字を描きながら、3分以内で抽出するようにしました。

ペガサスドリッパーで抽出した感想

やわらかく、キレのある苦味とナッツのような香ばしさが印象的。温度が下がると徐々にケニア産のジューシーでフルーティーな味わいとマラウィ産の甘味も感じられます。


コロンビア産のマイルドな味わいとコク深さもありつつ、全体的にはすっきり飲みやすいブレンドコーヒーです。

抽出の際の注意点は、V60よりも穴が小さいため、やや遅くなります。


アウトドアコーヒー Zebrangを使用したハンドドリップ(V60編)

 V60のドリッパーでも3分以内、2分40秒前後で抽出しました。

V60で抽出した感想

ペガサスドリッパーと同様、キレのある苦味とナッツのような香ばしさのあるバランスのとれたブレンドコーヒーです。

ほんのり甘味もあり、幅広い層に好まれる美味しいコーヒーでした!V60では、ややスッキリとした味わいになった印象がありますが、ペガサスドリッパーとほぼ変わらない味わいです。


抽出の際の注意点は、ペガサスドリッパーよりも穴が大きく、抽出速度が速くなります。


まとめ

今回は「アウトドアコーヒー Zebrang」をハンドドリップし、ホットで飲んでみました。

V60はペガサスドリッパーよりもドリッパーの穴が大きく、ややすっきりとした味わいを感じましたが、どちらでも美味しく抽出できます。

毎回安定した味わいを希望の人は「ペガサスドリッパー」、その日の気分や好みによって変化を楽しみたい人には「V60」など、それぞれのシーンに合わせてハリオのドリッパーを比較しながら楽しむのも良いでしょう。


また、ドリップコーヒーは注ぐスピードや温度などによっても味わいが異なるので、変化も楽しんでいただければと思います。


商品ページ:https://shop.hariocorp.co.jp/products/hcb-180zb

アウトドアコーヒー Zebrang 180g
V60ドリッパー一覧