コーヒードリップするためにケトルで上手にお湯の量をコントロールしよう

コーヒードリップするためにケトルで上手にお湯の量をコントロールしよう

ドリップコーヒーを入れようと思ったら、ペーパードリップから始める人が多いかもしれません。ドリッパーとペーパーフィルターまでは、だいたい気軽に用意できるでしょう。

そこでちょっと考えるのが、「次は何を用意すればよい?」ということではないでしょうか。

家で本格コーヒーを入れるために重要なのは、お湯の『温度』と『注ぎ方』です。おいしいコーヒーを楽しむためには、やはり次に手に入れておきたいのはハンドドリップに欠かせないドリップポットでしょう。

そこで今回は、ハンドドリップに使いこなしたいドリップケトルの特徴や選び方をご紹介します。

ドリップケトルとは

コーヒーを簡単にもっとおいしくすることができる器具としてドリップポットがあります。そのドリップポットに似た意味合いの「ドリップケトル」という言葉を聞いたことはありませんか。

「ドリップポット」と同義語としてとらえられそうですが、「ケトル」は日本語で「やかん」を意味するように、お湯を沸かせる機能を持っています。

「ドリップケトル」はお湯を沸かして、そのままドリップポットとしてコーヒーを入れられますので、お湯の入れ替えなどの煩わしさを省ける便利な器具と言えるでしょう。

本来、コーヒーをドリップするのに適した細長いネックを持つポット(容器)が「ドリップポット」であり、その中のひとつにお湯を沸かせる機能がプラスされた「ドリップケトル」があるということですね。

ドリップポットの種類

先程、コーヒーをドリップするのに適した細長いネックを持つポット(容器)が「ドリップポット」であり、「ドリップケトル」はその中のひとつとお話ししましたが、ドリップポットは具体的にどのような種類があるのでしょうか。

【ドリップポットの種類】

1.ドリップ専用のドリップポット
やかんや鍋などで別途お湯を沸かし、そのお湯を移し入れてハンドドリップするドリップ専用のポット。直火・IH調理器・ウォーマーなどを使って直接加熱することは禁じられています。

2.直接加熱式のドリップケトル(ケトルを兼ねるドリップポット)
直火・IHコンロ・ウォーマーなどによる直接加熱にも対応可能で、ケトルの役割も持つドリップポット。ドリップポット自体でお湯を沸かし、そのままハンドドリップに使えたり、お湯が冷めた場合には温め直しもできたりします。

3.電気式のドリップケトル(電気ケトルを兼ねるコーヒーポット)
直火・IHコンロ・ウォーマーなどで直接加熱するのではなく、電気ケトルとしてお湯を沸かし、そのままハンドドリップできます。

ドリッパーでコーヒーを抽出する際、沸騰したてのお湯では苦味が出やすいため、よりまろやかな味わいには微調整が必要とされます。温度設定機能がついた電気式ドリップケトルなら、1℃単位での温度調整も可能ですよ。

【ドリップケトルの素材別特徴】

・ステンレス製
ステンレス製の場合、色味はシンプルですが形のデザインは豊富にあり、ロングセラーブランドのもが多いことからも、幅広い人気を誇っているのがうかがえます。丈夫でサビにも強く、手入れも簡単なので初心者にも扱いやすいドリップポットと言えます。

・銅製
銅製のドリップポットは熱伝導が非常に高く、お湯を早く沸かすことができます。高価なものが多くなりますが、手入れを怠らずにいれば長い年月にわたって使用でき、時を経た独特の風合いに仕上げていくことができますよ。

コーヒーを入れる実用性以外にも、インテリアとしても目を引き、愛好家にとってはとても魅力的なドリップポットと言えるでしょう。

・ホーロー製
ホーロー製は、お湯が冷めにくく実用性も高いのですが、金属にガラスがコーティングされている特質上、ぶつけた拍子に縁が欠けてしまうこともあるため、丁寧に取り扱う必要があります。

独特のツヤ感と豊富なカラーバリエーションは、キッチンでもアクセントになり、おしゃれな雰囲気が出せますよ。

機能的なポイントはもちろん重要ですが、見た目もそれぞれ異なりますので、ライフスタイルに合うお気に入りを見つけられるとよいですね。

ドリップポットの種類

ドリップケトルを選ぶ際、チェックしたい4つのポイント

自分のお気に入りのコーヒーケトルでコーヒーを入れるようになると、もっともっとコーヒーへの理解も深まり、コーヒーを入れる時間に愛着もわいていくでしょう。

しかしながら、一口にコーヒーケトルと言っても素材やデザインは幅広くあります。まだコーヒーケトルを持っていない人の場合、どのようなコーヒーケトルを選べばよいか、正直なところわかりにくいかもしれませんね。

コーヒーケトルを購入する際には、以下の4つのポイントに注意しながら選ぶとよいですよ。

・ネックの太さ
ドリップ初心者には、ネックの太さが注ぎ口まで一定の「細口タイプ」がおすすめです。一定の細さで湯量のコントロールができ、ゆっくりと時間をかけてお湯を注げるためムラのない安定した味でコーヒーを入れられます。

中級者以上なら、ネックの根元が太い「鶴口タイプ」でコーヒー豆に合わせた入れ方を追求することもできます。ドリップケトルの傾け方次第で、点滴投下も大量に注ぐこともでき、軽いコーヒーから濃いコーヒーまで入れられますよ。

・入れるコーヒーの量
コーヒーケトルの容量は、普段一度に入れる量が1~2杯なら700ml以下、また3~4杯なら1Lを目安に考えるとよいでしょう。大きすぎる(重すぎる)とコントロールがしにくくなり、フィルターにお湯を注いでしまって雑味が出やすくなることも。

・ハンドルの握りやすさ
コーヒーをドリップする際は、角度を楽にキープして持てることが重要ですから、コーヒーケトルを選びでは、自分の手の大きさに合っているか、ハンドルが手になじむかどうか、実際にケトルを手に取ったうえで握りやすさを確かめましょう。

ちなみに、何かを握るときいつも小指側に力が入りがちな人は、ケトルの胴体とハンドルとの距離が開いているものを、もし、人差し指側に力が入りやすい人ならば、ハンドルがケトル胴体に近いものを選ぶと、使いやすいそうですよ。

・特殊な機能
温度設定機能がついたドリップケトルなら、1℃単位での温度調整も可能なので抽出時の温度管理が簡単になりますし、お湯が冷めないように保温機能がついたものや、空焚きを防ぐ機能がついているものもあるようです。

また、そのほかにも、ケトルを大きく傾けた際に蓋の安定性が欠けていると、お湯を注ぐ安定性もコントロールの妨げにもなりやすいので、小さなことかもしれませんが、蓋の安定性もチェックしてみてくださいね。

ドリップケトル

ドリップケトルで、ドリップコーヒーがもっと身近に

コーヒーの成分抽出に大きく関係する『沸かす』と『入れる』の重要な工程を、ひとつで済ませてくれるドリップケトル。時間に追われる朝にも、心強い味方になってくれそうですね。

またひとつ、コーヒータイムを豊かにしてくれる新たなツールを手に入れたら、じっくりゆっくりとドリップを繰り返していきましょう。

心を満たす1杯を、きっと手に入れられますよ。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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