キャンプのコーヒーミルは手動派?電動派?【わかりやすく比較】アウトドアこそ挽き立てで飲もう!

キャンプでも美味しいコーヒーを入れたい!どんなコーヒーミルがおすすめ?

ソロキャンプ、山ガールなどが注目されている今は、アウトドア用品も充実したラインナップとなっています。特に、自然の中で美味しいコーヒーを飲みたいとの要望も多く、キャンプ用のコーヒー器具もオシャレで機能性の高いものが揃っています。この記事では、その中でも「美味しいコーヒー」のために必須のギアであるコーヒーミルについて注目していきます。

キャンプ用のコーヒーミルはある?

「キャンプ用」と銘打っているコーヒーミルはありませんが、アウトドア用のコーヒーミルはアウトドアメーカーからも販売されています。

また、コーヒーメーカーも多くの手動式コーヒーミルを出しています。中には、アウトドアに特化したような使い勝手の良いものや価格的に手ごろなものもあるので、自分のキャンプスタイルに合ったコーヒーミルを探してみるのも楽しいでしょう。

キャンプで使うコーヒーミルの選び方

挽きたてのコーヒーって本当に美味しいの?

キャンプなどのアウトドアでも使えるコーヒーミルは、何を基準に選ぶとよいでしょうか。普段自宅で使用しているコーヒーミルでも勿論問題ありません。しかし、環境によっては以下のようにチェックポイントを定めて選んでみましょう。

キャンプ用コーヒーミルの選び方①収納性

キャンプなどのアウトドアでは、荷物が多くなりがちです。特に登山など荷物を多くできない場合もあるでしょう。その場合は、ハンドル部分も含めてコンパクトに収納できる収納袋も用意されているコーヒーミルを選びましょう。

キャンプ用コーヒーミルの選び方②:耐久性

コーヒーミルは、オシャレな木製やステンレス製など、さまざまな素材のものがあります。しかし、アウトドア環境で使用することを考えると、衝撃や雨、夜露などに強い素材がおすすめです。キャンプに持って行くコーヒーミルは、プラスチックなど樹脂製のものや、ステンレスや金属のような素材が良いでしょう。

キャンプ用コーヒーミルの選び方③:重量

キャンプでは荷物が多いので、なるべく軽いものを選びたいですよね。

しかし、ここに初心者の落とし穴があります。あまり軽いコーヒーミルを選んでしまうと、豆を挽くときに本体も一緒に動いてしまい使いづらいという場合もあります。

電動のコーヒーミルであれば軽くても問題ありませんが、じっくり手動でひきたい場合は軽さ+手で握って固定しやすい大きさを選びましょう。

キャンプ用コーヒーミルの選び方④:ハンドルの長さ

収納の関係で、なるべくハンドルも短いものがいいですよね。しかし、ここにもポイントがあります。ハンドルが短いと挽くときに力が必要になってしまいます。豆の量や使用する人の力によってはハンドルの長さがあるコーヒーミルを選ぶと良いでしょう。

キャンプ用コーヒーミルの選び方⑤:臼歯の素材

キャンプに限らずコーヒーミルで大切なのは、豆を挽くときに熱が発生しにくく粒の大きさが均一に揃うことです。そのため、臼歯がコーヒーミルを選ぶときの重要なポイントになります。

臼歯は、鉄やステンレス、セラミックなどの素材が使われていますが、アウトドアで使うのであれば、水洗いもできて手入れが簡単なステンレスやセラミックが人気です。

キャンプ用コーヒーミルの選び方⑥:容量

キャンプをする人数によってコーヒーミルの容量が変わります。大人数で行くのに、容量の小さいコーヒーミルを持参すると、人数分の回数を挽かなければならないので、とても大変な思いをすることもあります。

ソロキャンプや2人でのキャンプの場合はコーヒー粉が20g以上~。大人数でのキャンプの場合は、コーヒー粉100g車を前後のものがおすすめです。

キャンプ用コーヒーミルの選び方⑦:洗浄

コーヒーミルは、使用した後に洗浄しなければ、雑味やえぐみの原因となる粉が残ります。そのため、豆を挽いた後はしっかりと手入れをする必要がありますが、キャンプでは自宅で行うような洗浄ができない場合もあるので、簡単に分解できるものを選ぶと良いでしょう。

キャンプ用コーヒーミルの選び方⑧:手動式or電動式

手動式のコーヒーミルの場合は、ハンドルを自分で回して豆を挽くので、好みのサイズにしやすいことや雰囲気を楽しむことができます。

しかし、大人数のときは何度も挽かなければならないので苦痛になることもあります。そのため、容量と同じでキャンプの内容によって、手動式か電動式かを選ぶと良いでしょう。

電動式の場合は、簡単に多くの豆を挽けますが、電源の確保が必要となります。車やコテージを利用したキャンプの場合や、自宅のお庭や屋上でおうちキャンプを楽しむ時など、電源の確保が容易な場合に便利です。

キャンプは電動?手動?コーヒーミルのメリットデメリットを比較

電動コーヒーミル

メリット

・手軽にコーヒー豆を挽ける

・時間がかからない

・一度に挽ける量が多い

・均一に挽ける

デメリット

・音が大きい場合がある

・摩擦熱が生じる場合がある

こんなキャンプの人に電動コーヒーミルはおすすめ

・大人数などでコーヒーをたくさん飲みたい方

・手軽に美味しいコーヒーを飲みたい方

手動コーヒーミル

メリット

・摩擦熱が生じにくい

・コーヒー豆を挽く音を楽しめる

・コーヒー豆を挽きながら香りを楽しめる

・電源がなくても使用可能

・コンパクトなモデルが豊富

デメリット

・時間がかかる

・一度に少量しか挽けない

こんなキャンプの人に手動コーヒーミルはおすすめ

・リラックスしながら、豆を挽く時間も楽しみたい方

・少人数でコーヒーを楽しむ方

コーヒーステーションがおすすめするキャンプ用コーヒーミル

キャンプでは、コーヒー豆もゆっくりと自分の手で挽きながら香りを楽しめる手動コーヒーミルがおすすめです。

しかし、ここで紹介する手動コーヒーミルは、あるものを使うと電動にもなるという二刀流のキャンプに最適なコーヒーミルです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

【HARIO】コーヒーミル・スマートG

HARIOから発売している、コンパクトコーヒーミルです。おすすめのポイントとしては3つあります。

  1. HARIOの商品という安心感
  2. ハンドルが収納できる
  3. 電動にもなる(別途付属品使用の場合)

容量としては、一度にカップ2杯分のコーヒー豆が挽くことができるため、ちょっとコーヒーを楽しみたいというアウトドアシーンにぴったりです。

また、3で上げたポイントについて、実はこちら同じくHARIOでだしているモバイルミルスティックを使用すると電動ミルになるという優れもの!

【HARIO】モバイルミル スティック

使い方は、簡単!上記のコンパクトコーヒーミルにこのモバイルミルスティックを繋げれば、電動ミルとして使用できます。

複数家族や、友人たちとの大人数でのキャンプシーンにも対応ができる欲張りキャンプ用コーヒーミルセットですね。

キャンプ用コーヒーミルの使い方

コーヒーミルは、簡単にいうとコーヒー豆を入れてハンドルを回せば粉になるシンプルなものです。もちろん、挽き方によってコーヒーの味が変わるので、お好みの挽き方に調整する必要はありますが、それも刃にある調整ねじで行うものがほとんどです。

ドリップコーヒーにするのであれば、中細挽き、パーコレーターを使用する場合は粗挽き、マキネッタを使用してエスプレッソを入れたいのであれば、細挽きに調整します。

そして、好きな豆を投入し、ハンドルに抵抗を感じなくなるまで回せば、指定したとおりの粉が出来上がります。

また、一人分約10gの豆を中細挽きするのに約1分、細挽きにする場合は約5分かかるので、二人分の豆を挽くにはその倍の時間がかかることも覚えておきましょう。一度に使用する豆を小分けしておくとスムーズです。

キャンプではどんなコーヒーミルが良い?

キャンプでも人気のコーヒーミルを使って美味しいコーヒーを入れよう

「挽きたてのコーヒー豆を使って入れたコーヒーが美味しいのは知っているけれど、挽いている時間がない」と思っている方は、キャンプに行ったときこそチャンスです。

コーヒー豆は、焙煎機を出た直後から二酸化炭素のガスを放出し酸化が始まるため、美味しく飲める期間は、豆で1ヶ月、粉にすると約2週間といわれています。

そのため、美味しいコーヒーを飲みたいのであればその都度豆を挽くことが一番です。

最近では、アウトドアでも美味しいコーヒーを入れるためのパーコレーターやステンレス製のコーヒードリッパーなどが注目されていますが、大自然の中で、美味しいコーヒーを味わいたければ、コーヒーミルを持参して豆から挽くことをおすすめします。

普段は忙しくしている人も、キャンプ中は自分の時間をたっぷり使えますよね。荷物は少なくしたいという人もいるかもしれませんが、アウトドアシーンだからこそ、自然の香りに包まれながらコーヒー豆をひいてみてはいかがでしょう。

ぜひ、キャンプに行くときはコーヒーミルも持参して美味しいコーヒーを入れてみてくださいね。

ゆっくりと深呼吸をして自然の匂いとコーヒーの香ばしい香りで身体を満たしましょう。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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