おうちで楽しむドリップコーヒー!「透過法」とはどんな入れ方?

おうちで楽しむドリップコーヒー!「透過法」とはどんな入れ方?

「コーヒーを入れる」と聞いて、思い浮かべるのがコーヒーの入ったフィルターにお湯を注ぐドリップコーヒーです。

ドリップコーヒーは、日本人好みのクリアな味わいで人気ですが、どのような入れ方があるのでしょうか。今回は、ドリップコーヒーで知られている「透過法」の種類や美味しい入れ方を紹介します。

コーヒーの入れ方の「透過法」って?

注いだお湯がコーヒーの粉をろ過することでコーヒー成分を抽出する方法を「透過法」と呼びます。

透過法は、短い時間で成分を抽出するので、スッキリとしたクリアな味わいになるのが特徴ですが、お湯が通過していく短い時間の中で、そのコーヒーの持つ風味や美味しさをいかに引き出すかがポイントです。

透過法のなかでも、最もポピュラーな抽出方法のドリップコーヒー。お湯の注ぎ方や使用するフィルターなどの器具で味わいが変わる奥が深い入れ方です。

手軽に入れられるドリップコーヒー

コーヒーは、97%程が水分、残り3%程にコーヒーの苦みや酸味、甘み、香ばしさが含まれるコーヒー成分となっていますが、入れ方や器具によってコーヒーの味わいが変わってきます。

ドリップコーヒーは、お湯をコーヒーの粉に注ぐことで成分を引き出す抽出方法なので、手軽に美味しいコーヒーが入れられる方法として多くの人が実践しています。

ドリップコーヒーを入れるために必要な道具は?

では、ドリップコーヒーを美味しく入れるためにどのような道具を用意すれば良いのでしょうか。ここでは、ハンドドリップをする場合に必要な道具を紹介します。

・ドリッパー
底に穴の開いたカップ状の器具。プラスチックや陶器などの種類がある

・サーバー
ドリッパーの下に置いて抽出したコーヒーをためるガラス容器

・カップ
最後に抽出される出がらしのコーヒーを入れるもの。耐熱容器なら何でも良い

・ドリップケトル
注ぎ口が細いケトル

・フィルター
ドリッパーに合ったフィルターを用意する。ペーパーフィルターの場合は台形と円錐形がある

・コーヒーミル
より美味しいコーヒーを飲みたいのであれば、自分でひくのが一番

・スケール
ドリッパーに付いているスケールはおよそ10gだが、正確に測るためにはあると便利

・温度計
ドリップコーヒーは、70℃~90℃のお湯で抽出するので用意しておくと便利

コーヒーの入れ方の「透過法」って?

フィルターとドリッパーの種類

ドリップコーヒーは、使用するフィルターやドリッパーによって味わいが変わってきます。

ハンドドリップの中で最もポピュラーなペーパードリップは、その名のとおり紙のフィルターを使ったドリップコーヒーです。使い捨てのペーパーフィルターを使用するので、油分や甘みなどをある程度吸着して抽出するため、油脂分が少なくスッキリとした飲みやすい味わいに仕上がります。

どんな種類のコーヒー豆でも、入れられる自由度の高いペーパードリップですが、美味しく入れるためには技術が求められる方法なので、自分なりの美味しい入れ方を研究する必要があります。

次によく知られているのがネルドリップです。入れ方はペーパードリップと同じですが、フィルターの素材がフランネル生地である点に違いがあります。

ネルドリップは、その素材からペーパードリップよりも抽出時の形状が変わるので味わいの変化が楽しめます。

コーヒー粉の膨らみ方をコントロールするためには、高い技術力が必要となるため、ペーパードリップよりも難易度が上がりますが、しっかりとした味わいとコクが出て口当たりの良い本格的なコーヒーに仕上がります。

しかし、コーヒーのひき方によっては目詰まりなどのトラブルを起こす場合があり、使用後の手入れなどに注意が必要です。

ドリッパーをグレーバードリッパーにすると、ドリップコーヒーでもフレンチプレスのような濃厚なコーヒーを味わえます。

グレーバードリッパーは、底の部分に蓋の役目をしているシリコンボールがはめ込まれたドリッパーで、お湯を注ぎ少し時間をおくと自動的にコーヒーがサーバー内に滴り落ちていくようになっています。そのため、豆の量や抽出時間などのレシピを決めれば毎回、自分好みのコーヒーを味わえます。

グレーバードリッパーは、抽出時間のかかることがデメリットですが、手軽にクリアで濃厚な味を楽しみたい人にはおすすめの道具です。

フィルターとドリッパーの種類

ドリップコーヒーを美味しく入れる方法

ドリップコーヒーは、コーヒー豆を常に新しいお湯が通過していくので抽出効率が高い分、美味しく入れるのが難しいと言われています。ここでは、基本的なペーパーフィルターを使ったドリップコーヒーの美味しい入れ方を紹介します。

美味しいコーヒーの入れ方1.
ペーパーフィルターを軽く押さえつけるようにしてドリッパーに装着します。

美味しいコーヒーの入れ方2.
フィルターにコーヒー粉(10~12g)を入れた時に、ドリッパーを軽く振って粉の表面を平らにすることがポイントです。コーヒー豆をひく場合は、中細挽にします。

美味しいコーヒーの入れ方3.
95℃前後のお湯を粉全体に含ませて20秒ほど蒸します。コーヒー粉を蒸すことで、ガスが放出されてお湯が馴染みやすくなりコーヒーの美味しい成分が引き出されます。

美味しいコーヒーの入れ方4.
コーヒー粉の中心にお湯を「の」の字を書くようにゆっくりと注ぎます。この時、80㏄、40㏄、20㏄と3回に分けて注ぐのがポイントですが、注意したいのは、フィルターの側面からお湯を注ぐのではなく、粉の中心に注ぐことです。

慣れてきたら、お湯を注ぐ量とサーバーから落ちる量が同じになるようにしてみましょう。また、抽出した後のコーヒー粉の表面を見ると細かな泡が残っていますが、これはコーヒーのアクです。

フィルターの内側でコーヒー粉が均一の厚みになっていて表面に細かな泡が残っていれば、雑味のないクリアなコーヒーを入れることができたということなので、注意して見てみましょう。

美味しいコーヒーの入れ方5.
抽出したコーヒーをカップに注ぎますが、事前にカップを温めておくことが大切です。

※ここでは、1杯分のコーヒーを抽出する時の湯量です。

おうちで自分好みのコーヒーを入れてみよう!

自宅で美味しいコーヒーを入れてみたいと考えている方には、ドリップコーヒーがおすすめ。

器具や豆をそろえて、自分好みのコーヒーを入れてみてはいかがでしょうか。最初は、試行錯誤するかもしれませんが、納得のいくコーヒーを入れた時の喜びはひとしおです。ぜひ、おうち時間で美味しいコーヒーを入れてみましょう。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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