アサヒユウアス株式会社(本社 東京、社長 高森志文)は、オフィスやカフェなどから出たコーヒーの副産物をアップサイクルし、サーキュラーエコノミーの構築を目指す「Coffeeloopプロジェクト」に取り組んでいます。今回、東京都墨田区との連携のもと、区内のカフェや企業から発生したコーヒーかすを使って、リユースカップ「Coffeeloopカップ」を開発しました。本年12月からカフェなどでの使用を開始することで、区内におけるサーキュラーエコノミーを構築し、持続可能な資源利用を推進します。
■「すみだCoffeeloopプロジェクト」について
「すみだCoffeeloopプロジェクト」は、墨田区資源環境部資源循環推進担当との連携のもと、区内のカフェなどから出たコーヒーかすを回収し、「すみだCoffeeloopプロジェクト」オリジナルロゴの「Coffeeloopカップ」を開発するものです。原料となるコーヒーかすの回収は墨田区内の福祉作業所に担っていただくことで、障がい者の方の多様な就労機会の創出にも貢献します。10月からコーヒーかすの回収を実施し、11月にカップの製造、12月中旬頃から区内のカフェなどでカップの利用を開始します。店内で何度も使用した後に劣化・破損したカップはアサヒユウアスが引き取り、カップの状況を見てマテリアルリサイクルか再塗装を施すことで、新たなカップに作り替え、再利用します。今後、賛同するカフェや企業を募りながら、墨田区内のサーキュラーエコノミーを構築し、持続可能な資源利用を推進します。
■「Coffeeloopプロジェクト」について
「Coffeeloopプロジェクト」は当社が主導し、国内のオフィスやカフェなどから出たコーヒーの副産物をアップサイクルするプロジェクトです。限りある資源を循環させることで、廃棄物の発生を抑制するサーキュラーエコノミーの構築を目指します。
本年4月、都内のオフィス内にある社員向けのカフェから出たコーヒーかすをアップサイクルし、エコカップ「Coffeeloopカップ」を開発し、同カフェでの利用を開始しました。7月には株式会社ジェイアール西日本ホテル開発が運営するホテルから排出されたコーヒーかすをアップサイクルし、ホテルオリジナルロゴの「Coffeeloopカップ」を開発しました。同社が一体運営を行うホテルの宿泊者専用ゲストラウンジに導入し、使い捨てごみの削減に取り組んでいます。また、味の素AGF株式会社も本プロジェクトに参加し、「Coffeeloopカップ」の導入先拡大に向けて共に取り組むほか、同社の工場において品種の切り替え時に生じるコーヒーの副産物などをアップサイクルした商品の共同開発に取り組んでいます。今後も「Coffeeloopプロジェクト」は賛同するパートナー企業を増やしながら、コーヒーの副産物を活用したさまざまなアップサイクルに取り組みます。
■「Coffeeloopカップ」について
「Coffeeloopカップ」はコーヒー抽出後のコーヒーかすと間伐材の木粉、リサイクルポリプロピレンを使って製造します。リサイクルポリプロピレンはプラスチック素材ですが、株式会社メニコンのコンタクトレンズの工場で発生する未利用の端材を原料としているため、新規プラスチックを利用していません※。カップの表面は業務用食器洗浄機に対応する強度を維持するため、山中漆器の職人による”塗り”の技術によるコーティングを施しました。
※表面コーティングを除いた部分において
■プロジェクト参加団体一覧
<カフェ>
Cafe’Sucre’カフェシュクレ、しげの珈琲工房、すみだ珈琲、フウガドールすみだオフィシャルショップ&コーヒースタンド FUGADOR COFFEE、マキネスティコーヒー、Mr.Bakeman
<回収協力>
社会福祉法人トラムあらかわ、特定非営利活動法人とらいあんぐる 隅田作業所
<企業>
花王、関東合成工業、東京東信用金庫、浜野製作所
<運営アドバイザー>
縁の木、KURAMAEモデル運営事務局
アサヒユウアスHP https://www.asahi-youus.com/
アサヒユウアスECサイト「アサヒユウアスモール」 https://asahiyouus.official.ec/
(画像はプレスリリースより)
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