ついうっかりコーヒーを飲んでしまった!この後健康診断なのに…
病院によってルールは様々ですが、健康診断を受ける前、大体前日の21時以降の食事を控えるよう指示を受けることが多いですよね。
しかし、食事といっても水分に関してはどうなのでしょうか。ちなみに、コーヒーは97%が水分だと言われています。なので、飲んでも大丈夫だと思っている方もいれば、コーヒーは刺激物だから飲まないほうがいいと思う方もいるでしょう。
一体、どちらの意見が正しいのでしょうか。
日常的にコーヒーを楽しむ人は健康診断前でも、ついうっかりコーヒーを飲んでしまうこともあるかもしれません。
今回はそんな方々にも向けて、コーヒーは健康診断前に飲んでもいいのか。そして、検査結果に与える影響や懸念点は何か。また、飲んで良い時間や飲んではいけない時間など、こと細かく説明していきたいと思います。
うっかり飲んでしまった方に役立つ、対処法もご紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ブラックコーヒーなら大丈夫
まず、大前提として健康診断において食事は検査結果にとても大きな影響を与えます。
ですが、水分は食事ほどは大きな影響を与えることはありません。なので、ブラックコーヒーであれば、コーヒーを飲んでも良しとしている病院も多いです。
ですが、注意しなくてはいけないのが「ブラックコーヒーなら」良しとしている点です。ミルクや砂糖が入ったコーヒーを飲んでしまった場合は、検査結果に大きな影響が出てしまう可能性があるので注意してください。
砂糖やミルクには、皆さんご存知の通り糖分や脂肪分が多く含まれていますよ。血液中の血糖値や中性脂肪の数値に大きな影響を与え、数値が高くなってしまう恐れがあるので、健康診断前にコーヒーを飲む場合は、必ずブラックコーヒーを飲むようにしましょう。
というのも、血糖値の数字は糖尿病の有無を診断する際に必要な数字で、中性脂肪の数値は、動脈硬化などの生活習慣病の診断をする際に必要な数字です。
病気の有無や進行具合が正確に測れないことになってしまいます。生死に関わることなので十分注意してくださいね。
基本的にはブラックコーヒーなら大丈夫とされている病院が多いですが、カフェインの利尿作用が検査結果に影響を与えてしまう可能性があることから、水以外の飲料を禁止している病院もあるので、健康診断を受ける病院のルールをしっかりと確認しておくようにしてください。
健康診断前のいつなら飲んでもいいの?
健康診断前に、水分を飲むことが許されている病院では基本的にブラックコーヒーなら直前に飲んでも良しとしていることが多いです。
しかし、年に1度程の健康診断。正確な診断を受けるためには、念のため水だけにしておくのがベターです。どうしてもブラックコーヒーが飲みたくなってしまったら、量を控えめにしておくのが無難でしょう。
うっかりミルク・砂糖入りコーヒーを飲んだ場合は?
いつもの習慣で、うっかりコーヒーにミルクと砂糖を入れて飲んでしまったという方は意外と多いと聞いています。しかし、こればっかりはどうしようもありません。検査前に必ず相談し、医師に指示をもらうようにしましょう。
あるケースだと、血液検査で血糖値や中性脂肪が高くなってしまうので当日の血液検査は中止になり、後日採血を改めてやり直すことも。うっかりミルクや砂糖を摂取しないように十分気をつけてくださいね。
検査後も気は抜けない
胃のバリウム検査をした後は、検査後すぐにコーヒーを飲んではいけないことをご存知でしょうか?
バリウム検査後は、腸内に残っているバリウムを排出するために水分を普段の2、3杯飲むように指示されることが多いです。
コーヒーには利尿作用があるので、コーヒーを飲むと水分が少なくなり、バリウムが固まって排出しにくくなることがあるためです。検査後のコーヒーを楽しみにしている方も多いかもしれませんが、その気の緩みが生死に繋がってしまう可能性があるので、十分注意してくださいね。
最後に
結論は、病院ごとにルールは違うので自身の受ける検査の案内を良く読み、決まりは守りましょうということ。コーヒーについて記載がない場合は問わせてみて具体的に聞いてみたり、飲んでしまったら正直に言って医師から指示をもらうようにしてくださいね。
長い目でみたら、ちゃんと長生きをして大好きなコーヒーをずっと楽しんだ方がよっぽどいいですよね。1日、2日くらいはコーヒーを我慢して、しっかりと健康診断を受けてきてくださいね!
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