アイスコーヒーと水出しコーヒーは違う?入れ方の特徴と味の違い

アイスコーヒーと水出しコーヒーは違う?入れ方の特徴と味の違い

「アイスコーヒー」と「水出しコーヒー」の違いをご存知でしょうか?中には一緒だと思っている人もいるかもしれません。

最近ではカフェで「コールドブリュー」と書かれたメニューを見かけることもあるでしょう。コールドブリューとは、すなわち水出しコーヒーのことですが、アイスコーヒーとの違いをしっかり理解したうえで飲みたいものです。

この記事を読めば、それぞれの入れ方の特徴や違いを、自信を持って語れるようになりますよ。

アイスコーヒーと水出しコーヒーの違いとは?

アイスコーヒーは通常、熱いお湯でドリップしたものを冷ました「飲み方」を指します。一方、水出しコーヒーとは、水から抽出するコーヒーのことで、「作り方」を表した言葉です。別名、「ダッチコーヒー」とも呼ばれています。

水出しコーヒーは熱いお湯を使わず、冷水あるいは常温の水を使って低温でじっくり時間をかけて抽出します。そうすることで、えぐみや渋みを取り除き、雑味のないすっきりとした味わいになるのです。

もともとは、ロブスタ種というえぐみや苦味が強いコーヒーを飲みやすくするために考案されたとも言われています。また、お店で飲む場合、一般的なアイスコーヒーに比べ、水出しコーヒーはやや価格が高い傾向です。

しかし、自宅で作るのであればお湯を沸かす必要もなく、氷も使わずに作れるため、コストが抑えられるとも言えるでしょう。

 

抽出方法について

抽出方法について

一般的なアイスコーヒーと水出しコーヒーの抽出方法の違いについて、詳しく見ていきましょう。

一般的なアイスコーヒーの抽出方法

◆急冷式
急冷式とは、入れたてのホットコーヒーを急速に冷やす方法です。ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒーを入れてお湯を注ぎ、通常のホットコーヒーを入れる時と同様にドリップしていきます。

その際に、氷の入ったサーバーに直接ドリップしても良いですし、グラスに氷を入れておき、熱々のコーヒーをすぐに注ぐのも良いでしょう。

使用する氷はロックアイスがおすすめ。ロックアイスは溶けにくく、見た目にも美しいアイスコーヒーが出来上がりますよ。時短で作れるため、飲みたい時にすぐに出来上がるのはアイスコーヒーのメリットと言えるでしょう。

水出しコーヒーの抽出方法

◆浸け置き抽出
コーヒーの粉を水に長時間浸して抽出する方法です。水出しコーヒー用のポットやボトルを使って抽出していきます。

ストレーナー部分にコーヒーの粉を入れ、水を少しずつ注ぎます。この時、コーヒーの粉全体が湿るように注いでいくのがポイントです。そして、8時間以上置いて完成。

出来上がりまでに長時間かかるため、夜に仕込んで冷蔵庫に入れておき、朝飲めるようにしておくのがおすすめです。浸漬時間を長くするほど、苦味も増し濃い味わいに変化します。12時間以上置くと酸味が出る場合があるので調整してくださいね。

◆滴下抽出
コーヒーの粉に点滴のように一滴ずつ水を落として抽出する方法です。こちらは滴下式用のウォータードリッパーを使います。

コーヒーの粉をセットし水で湿らせておきます。こうすることで、水がまんべんなく行き渡りコーヒーがしっかり抽出されます。そしてウォータータンクに水を注ぎ、点滴のスピードを調整します。

これで1~3時間待つだけで、コクのあるおいしい水出しコーヒーが完成。浸け置き抽出に比べ、短時間で入れられるのが特徴です。

味の差やカフェイン量、保存期間の違いについて

抽出方法がわかったところで、味の違いが気になりますよね。ここでは、味の違いに加え、カフェイン量や保存期間の違いについても解説します!

味の違いについて
アイスコーヒーは基本的にドリップしたホットコーヒーに氷を入れて冷やすため、深煎りで濃いめに入れます。お湯でドリップするので苦味が出ますが、氷を入れることで少し抑えられるのが特徴です。

一方、水出しコーヒーの場合ははじめから苦味が少なく口当たりがまろやかです。甘味があり、豆本来の味が引き出され深いコクが感じられます。

また、アイスコーヒーに比べて水出しコーヒーの方が酸味が少ないのも特徴です。これらの味の違いは、水とお湯の温度差が関係しています。

コーヒーは熱いお湯でドリップすると、苦味が出やすいのです。反対に水出しの場合は苦味の少ない味わいになります。加えて、熱いお湯はコーヒーの油も抽出しやすくなっています。その油が空気に触れることで酸化し、酸味の原因となるのです。

ですから、一般的なアイスコーヒーの場合は、時間が経つほど酸味が増すので早めに飲むことをおすすめします。一方、水出しコーヒーは保存しても酸化しにくいのが良いところです。

カフェイン量と保存期間の違い
実は、お湯でドリップしたアイスコーヒーに比べ、水出しコーヒーはカフェイン量が少ないと言われています。なぜなら、カフェインは水に溶けにくいという性質があるからです。

カフェインが苦手な人や、夜にコーヒーを飲みたくなった時には、カフェインが少なく消化器官にもやさしい水出しコーヒーがおすすめですよ。

また、保存期間についてですが、アイスコーヒーは24時間以内に飲むのがベストです。理由は先ほどもお伝えしたように、時間が経つほど酸味が増してしまうからです。

一方、水出しコーヒーは濃縮液のままでしたら冷蔵庫で1~2週間程度保存できます。自宅でおいしく飲むための参考にしてみてくださいね。

 

自宅でアイスコーヒーと水出しコーヒーの味の違いを楽しもう

自宅でアイスコーヒーと水出しコーヒーの味の違いを楽しもう!

今回はアイスコーヒーと水出しコーヒーの違いについてお伝えしました。

アイスコーヒーは手軽に作れるのが魅力ですが、じっくり時間をかけて抽出した水出しコーヒーは、一般的なアイスコーヒーにはない、えぐみや苦味の少ないまろやかな味わいが楽しめます。

水出しコーヒー用のポットやウォータードリッパーがあれば自宅でも簡単にチャレンジすることができますよ。ぜひ、この機会にアイスコーヒーとの違いを体験してみてはいかがでしょうか。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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