ワタクシごとだが、近所に新しくできたコーヒーショップに行ったところ、店の利用システムがわからなく困った。コーヒーに従事しているワタシでもそういう体験は多い。それを踏まえて今回はカフェの利用方法とマナーを確認していこうと思う。
■まず必須のマナー
- 人数分のワンドリンクは必ず。(乳児は大抵持ち込みがOKなところが多い)
- 席の取り方を確認する。
- どんちゃん騒ぎをしない
- フラッシュを焚いて撮影をしない(プライバシーの侵害になる行為をしない)
- 通行人、近隣住民の迷惑になる行為をしない(列の並び方や駐車に関しては店員に確認。飲み終わったゴミは基本的に買ったお店で捨てるほうがベター)
- 持ち込み飲食が可能かどうかは店次第。
こんなのわかってるよ!と言う方、一言言わせてほしい。素敵だ!あなたのような素敵なお客さんが来店してくれてお店もハッピーだろう。
■喫茶店とコーヒースタンドの違い
近年のコーヒーブームやレトロ喫茶ブームで少しずつ利用客の垣根はなくなっているが、昔ながらの喫茶店とコーヒースタンドでは目的と提供されるサービスが違うと思う。
コーヒースタンドでは・・・
コーヒースタンドでは持ち帰り用のコーヒーをサッと買って、出来上がるまでの間バリスタと会話を楽しむ。そしてひと口コーヒーを飲んだ後、その場を離れるといった流れ。席があってもカウンターや少しのスペースの場合が多いので混雑状況によっては長居はできない。パソコンを広げて仕事をしたり、勉強をしたりは難しいだろう。
喫茶店では・・・
コーヒーのみの利用も大丈夫だが、軽食と合わせるのもいい。夜はバー営業をしている喫茶店ではアルコールメニューがあったりする。比較的席数も多くスペースにも余裕があるので談笑するのもいいだろう。ただ時間制でラストオーダーを取る場所もあるので気をつけたいところ。そして、席数が多いということはそれだけ利用客も多いということだ。周囲への配慮も必要だ。
■写真について
写真問題はあんまり触れたくないが、あえていうなら出来立てのコーヒーはサッと撮るのがおすすめ。ぜひぜひぜひ出来立ての美味しさを味わって欲しい。(重要なのでもう一度言いたい)
■席の利用について
席を先に取るか、後で取るか。会計方法に違う場合がある。
先会計では・・・
レジで注文後に席を確保するのが一般的だ。これは混雑時の利用客同士のトラブルを防ぐためでもある。
後会計では
スタッフに席を案内されることが多い。これは店側が利用客によって席情報を管理するためでもある。希望の席があれば利用できるか聞いてみよう。
■メニューについて
表記と内容もコーヒー屋の数だけある。まずは自分がミルク入りかブラックコーヒーどちらを飲みたいのかバリスタに聞いてみよう。そこで大抵コーヒー豆の説明をされるのだが、飲みたい味が説明できなくても大丈夫。まず自分がコーヒーの味にどんなイメージがあるのか?それが得意か不得意かその上で相談してみよう。
■お店に行く前に知っておきたい豆知識
エスプレッソ
端的に説明すると、コーヒードリンクの中で一番少量で濃度も非常に高く、濃縮された味の複雑さが特徴だ。それをお湯や水で割ったものがアメリカーノ、ミルクを加えたものがラテやカプチーノだ。ちなみにラテの方がミルク量が多いところがほとんど。
マキアート
コーヒー初心者の頃、ワタシを驚愕させたドリンク。エスプレッソ・マキアートは濃くて少量のエスプレッソにごく少量のミルクを足したもの。エスプレッソのミルク割りのドリンクの中では一番ストロングだ。ちなみにマキアートはイタリア語でシミと言う意味。エスプレッソにシミ程度のミルクを注いでますということである。
カフェラテとカフェオレ
カフェラテはエスプレッソのミルク割りで、よく写真でも見かけるハートやリーフなどのラテアートが施されている。カフェオレはドリップコーヒーのミルク割りという感じ。ワタシの知識だとアメリカーノのミルク割りをカフェミストと呼ぶのだが、近頃ではドリップコーヒーのミルク割りをそう呼ぶらしい。ホントにコーヒーの名称って多いよネ。
■甘いコーヒーしか飲めない人には
それもアリ。砂糖が置いてあれば好きにドリンクに使えばいいし、甘さが入ってるコーヒーはありますか?といえばチョコが入ったカフェモカなどもある。個人的には浅めに焙煎されたエチオピアのコーヒーは、初心者でも飲みやすいと思う。でもまずは何も入れずに飲んでみて!
■コーヒー以外を頼んでもいいの?
もちろん大丈夫。コーヒー以外のドリンクにもこだわりがあるお店も多いので安心して楽しもう。
■あとがき
快適に利用するために少しのウラガワを知っておくのもコーヒー屋を楽しむためのエッセンスだと思う。特にメニューはわかるほどコーヒー屋さんに通うのが楽しくなるツールなので積極的に質問していこう!それでは素敵なカフェ、喫茶店ライフをエンジョイしてくれ!