キャンプで入れるコーヒーがまずい。美味しく入れるための4つのポイント

キャンプで入れるコーヒーがまずい。美味しく入れるための4つのポイント

「大自然の中でゆっくりと美味しいコーヒーを飲みたい!」とキャンプ場でコーヒーを入れてみたら思っていたのと違い「まずい!」とがっかりしたことはありませんか。

今回は、キャンプで入れるコーヒーがまずいと感じる原因と対策を紹介します。キャンプで美味しいコーヒーを入れてみたい人、必見です。

コーヒーがまずい原因1.お湯がコーヒーに適した温度ではない可能性

コーヒーに適したお湯の温度は、90度~96度くらいといわれていますが、キャンプでは、お湯を沸かしてすぐにドリップしてしまう機会が多く、えぐみなどが出てコーヒーがまずいと感じる原因となります。

また、高原や標高の高い山のキャンプ場では、お湯の沸騰する温度が平地とは違うこともあります。

例えば、富士山山頂では、水の沸点は、約88度まで下がるので、お湯が沸いたからといってドリップしても温度が低すぎて思っていたような味にならないのです。

標高が高くなると沸点が低くなることに加えて、気温も低いことからお湯も冷めやすいので、少しコーヒーを入れるには難しい環境かもしれません。

【対策】
お湯の温度が高い場合は、別の容器に移して温度を90度くらいまで下げるようにしましょう。荷物を少なくしたいキャンプでは、別の容器がないときもありますが、そんなときは、お湯が沸いたら90秒ほど放置してお湯の温度を下げるようにします。

標高が高いところでコーヒーを入れる場合は、コーヒーの味を抽出しやすい深煎りの粉を利用します。

深煎りの粉は、低い温度でも味が出やすい特徴があるので、沸騰したてのお湯で素早く抽出することで美味しいコーヒーを入れることができるでしょう。

お湯がコーヒーに適した温度ではない可能性

コーヒーがまずい原因2.入れ方による違い

コーヒーは、同じコーヒー豆を使っても抽出方法で味が変わります。アウトドアで入れるコーヒーは、普段の入れ方と違うために、飲みなれず「まずい」と感じてしまうこともあります。

わかりやすいのが、普段は、ペーパーフィルターを使ってドリップしている人が、ごみの削減としてアウトドアで金属のフィルターを使うことがあります。

金属フィルターは、コーヒーの細かい粉が残ることでダイレクトにコーヒーの味を楽しむことができますが、この粉によって口当たりが悪く感じてしまうこともあります。

また、キャンプでよく使用されるパーコレーターは、熱湯を循環させてコーヒーを抽出する方法で、アウトドアらしいワイルドな感じを味わえますが、えぐみなどもそのまま抽出してしまうため、コーヒー好きの人にしてみると「まずい」と感じられるようです。

【対策】
キャンプでコーヒーがまずいと感じられる人には、ペーパーフィルターを使ったドリップコーヒーがおすすめです。

このときの入れ方は、コーヒー粉を平坦になるように入れたフィルターに、最初に5分の1のお湯をゆっくり注いで1分待ちます。再度、5分の1のお湯をゆっくり注ぎ同じように1分待ってから、残りのお湯をゆっくり注ぐと美味しいコーヒーを入れることができます。

しかし、ここで注意してほしいのが、待つ時間というのは、お湯を注ぎ始めてからということです。そのため、実際に注ぎ終わってからは30秒くらいを目安にします。

入れ方による違い

コーヒーがまずい原因3.コーヒー豆とお湯の量が適当

キャンプでは、料理でもワイルドな作り方が恰好良いイメージがあります。

確かに、アウトドアでは、あるものだけで時間をかけずにパッと作ってしまう人を見ると「スゴイな」と感じてしまいますが、コーヒーに関しては、あまりおすすめできることではありません。

コーヒーを入れるときは、できるだけ粉とお湯の量を勘に頼るのではなく、量って入れるようにすると美味しいコーヒーを味わえます。

【対策】
お湯100㏄に対してコーヒー粉の量は6g~8gといわれています。キャンプ場では正確に量ることは難しいので、事前にコーヒー1杯分の粉を量って小分けしておくようにしましょう。

お湯の量は、シェラカップのメモリを見るようにすれば問題ありません。面倒くさいようですが、小分けして持っていくことで普段飲みなれている味に近づき「まずい」と感じることがなくなります。

コーヒーがまずい原因4.焙煎に失敗

「キャンプなら焚き火もあるし、本格的に焙煎してみようかな」と考える人も多いのではないでしょうか。

確かに、網などにコーヒーの生豆を入れて、焚き火でローストすれば簡単にできるイメージもある焙煎ですが、ガスコンロなどと違い火力の安定しない焚き火では失敗することが多いといわれています。

また、焙煎したての豆は、お湯との親和性が低いので、上手に抽出できず味や香りが納得いかないものになってしまいます。

【対策】
アウトドア用の焙煎機とバーナーを使用することで、ムラなくローストすることができますが、豆にこもった熱でも焙煎は進むので、団扇などで急冷させる必要があります。

しかし、焙煎したての豆よりも2~3日ほど置いた豆の方が美味しいコーヒーになるので、1泊程度のキャンプであれば、事前に焙煎した豆を持っていくことをおすすめします。

コーヒーがまずい原因5.コーヒー豆

コーヒー豆を細かく挽きすぎている場合も「まずい」と感じる原因となります。

また、せっかくコーヒーを入れたのに「酸っぱい」と感じることがあります。これはコーヒー豆の鮮度が原因であることが多いとされています。

他にも、「キャンプだからコーヒー豆を変えてみよう」と、普段飲んでいるコーヒー豆でなく、飲んだことのない豆に変えると飲みなれていないため「思ったよりも美味しくない」と感じてしまうことがあります。

【対策】
ドリップコーヒーは、粗めに挽くとスッキリと透明感のある味わいになります。

また、コーヒー豆は、粉にして2日ほどしか保存できません。保存期間が過ぎたコーヒー豆は、酸化して旨味やコクが失われてしまうのです。そのため、キャンプに行く直前にコーヒー豆を挽くなどの工夫が必要となります。

コーヒーは、飲む環境が変わると普段飲んでいるコーヒーでも味が変わったように思える場合があります。そのため、普段から「美味しい」と感じているコーヒー豆を持参することも大切です。

キャンプでは、少し工夫して美味しいコーヒーを

キャンプなどのアウトドアシーンで入れるコーヒーは、家で入れるコーヒーとは違い少しコツが必要な場合もあります。

アウトドア用品店に、コーヒーを入れるための必要なグッズがたくさん並んでいるのを見ると、大自然の中で入れるコーヒーの奥深さがわかるような気がします。

最初は、上手に入れることができなくても、コツを覚えて自分好みのコーヒーを入れられるようになったときの喜びはひとしおです。ぜひ、工夫してアウトドアシーンで美味しいコーヒーを味わってみてくださいね。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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