たんぽぽコーヒーによるカフェインデトックスで美肌と艶髪⁉

コーヒーの魅力は香りや独特の苦みだけではありません。ポリフェノールやニコチン酸がたっぷり含まれ、美容や健康への有効性が注目されています。また、カフェインがもたらす覚醒作用は、仕事や勉強のパフォーマンスを向上させ「コーヒーなくしては作業がはかどらない!」という方も多いのではないでしょうか?


一方、カフェインの過剰摂取が問題視され、近年ではカフェインレスコーヒーやノンカフェインの「たんぽぽコーヒー」の人気が高まりを見せています。もっとも親しみある野草、たんぽぽ。愛らしいたんぽぽから作られるコーヒーの風味や、美容作用について深堀りしてみましょう。


妊婦さんからも大人気!ノンカフェインのたんぽぽコーヒーとは?

たんぽぽコーヒーとは、たんぽぽの根を焙煎した”代用コーヒー”です。コーヒー豆は使用されず、カフェインが一切含まれないノンカフェイン飲料となります。たんぽぽコーヒーはコーヒー(カフェイン)断ちをしている妊婦さんや、授乳中のママはもちろん、カフェインによる肌荒れを気にする方からも人気の高いドリンクです。


世界中で愛される黄色の野草たんぽぽ

ヨーロッパを原産地とするたんぽぽは、キク科の多年草です。ポンポン状の黄色い花と、英名の語源であるダンデライオン(ライオンの牙)のようなギザギザとした放射状の葉が特徴となります。


たんぽぽは全草に、美容や健康に有益な成分が豊富に含まれています。紫外線やブルーライトから目を守るといわれるルティンや植物ステロール類、フラボノイド類・ビタミンA・B・C・D・イヌリン・イソクエルシトリン・亜鉛・鉄分・マグネシウム・カリウムなど、花から根に至るまで、食用や生薬として古くから人々の生活を支えてきました。


たんぽぽコーヒーの歴史

たんぽぽコーヒーの歴史は古く、発祥はポーランドやアメリカなど諸説あります。いずれも高価なコーヒー豆の代用品として始まりました。日本においては、コーヒー豆の供給が困難になった第二次世界大戦中、コーヒー代わりの嗜好品として広まったといわれています。


別名”おねしょハーブ”⁉たんぽぽコーヒーとコーヒーの共通点は利尿作用

たんぽぽコーヒーとコーヒーの共通点として「利尿作用」が挙げられます。私たちが摂取した水分は、腎臓から尿として排出される前に99%が再び体内に吸収され、残りの1%が老廃物を含んだ不要な水分(尿)として体外へ排出されます。


カフェインは腎臓でおこなわれる水分の再吸収を抑制する働きをもつ成分です。本来、体内でリサイクルされるはずの水分が再吸収されずに排出されるため、尿の生成量が増加するにともない、排尿量やトイレの回数が増えるといえるでしょう。


一方、たんぽぽコーヒーの利尿作用は、カリウムによるものです。カリウムとは人体に必要なミネラルのひとつであり、細胞の浸透圧の維持や神経伝達、筋肉収縮などに関与します。また、カリウムは腎臓でのナトリウム再吸収を抑制し、尿中への排出を促進するため尿量が増加するとされています。


これらの利尿作用から、たんぽぽは”おねしょハーブ”とも呼ばれています。ノンカフェインのたんぽぽコーヒーも、夜間の過剰摂取には注意が必要です。

たんぽぽコーヒーとコーヒーの嬉しい共通点はクロロゲン酸

たんぽぽコーヒーとコーヒーの共通点は利尿作用だけではありません。どちらもポリフェノールの一種、クロロゲン酸が豊富に含まれています。


クロロゲン酸は老化や生活習慣病を引き起こす活性酸素を抑制する抗酸化成分です。近年では、クロロゲン酸の摂取により肌の水分量を向上させることが認められ、機能性食品としても販売されています。


●クロロゲン酸について詳しくはコチラ

たんぽぽが美髪へ導く⁉「蒲公英根」による発毛&育毛効果とは

蒲公英(ほこうえい)とはたんぽぽの漢名です。蒲公英根(ほこうえいこん)は、たんぽぽ根を乾燥させた生薬となります。古くから催乳作用・消炎・抗菌・利胆・健胃などに効果があるとされ、人々の健康を支えてきました。

また2008年、蒲公英根エキスによるHGF(肝細胞増殖因子)の産生促進作用が報告されています。HGFとは毛包に働き、発毛や育毛を促進するタンパク質です。蒲公英根エキス配合育毛剤を使用したヒトフォトトリコ試験※において、毛髪の成長速度や毛直径、成長期毛率に有意な増加が認められ、現在では多種多様な蒲公英根エキス配合育毛剤が販売されています。


※ヒトフォトトリコ試験:育毛剤や頭皮ケア製品などの効果を評価するために、被験者の頭髪の一部を刈毛して写真撮影をおこない、画像解析によって髪の成長や太さ・密度などを測定する試験


ノンカフェインのたんぽぽコーヒーで ゆるっと美容カフェタイム

コーヒーに含まれるカフェインは眠気を抑え、集中力を高める優れた成分です。一方、カフェインの過剰摂取は中枢神経系を刺激し、不安や不眠を引き起こします。消化器管も刺激されるため、胃痛や肌荒れの原因となることも少なくありません。


たんぽぽコーヒーは、美容成分を豊富に含むノンカフェイン飲料です。強い苦みや酸味のないたんぽぽコーヒーはミルクとも相性がよく、ゆったりとした夜のカフェタイムを楽しむことができるでしょう。


近年、たんぽぽ根だけでなく黒豆や黒ごまなどがブレンドされ、より香ばしさを楽しめるたんぽぽコーヒーも販売されています。ぜひ、お気に入りのたんぽぽコーヒーを見つけてくださいね!

株式会社MEDITOWA 美容医療ライター 城戸香


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■参考文献

カフェプレス・U
クリーマーキュート
投稿者アバター
美容医療ライター 城戸香氏

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