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今からでもできるアウトドアコーヒー実践編

前回に引き続いて今回はアウトドアコーヒー実践編です!それでは楽しんでコーヒーを淹れていきましょう!

■アウトドアコーヒーの注意点

屋外でコーヒーを淹れる際にはいくつか注意点がありますのでまずはそちらを紹介させてください。

  • バーナーや熱源を使用する際には周囲の環境に注意する
  • できるだけ平らなテーブルなどの上で抽出する
  • ゴミを適切に処理する

キャンプやBBQのマナーや注意点とほとんど同じ内容ですが、基本的に誰かに借りている場所、使わせてもらっている場所です。きちんとその場所のルールやマナーに従うことは大前提です。例えばお湯を沸かす場合、熱源は必要不可欠ですが、適切な使用方法や場所を選ばないと最悪の場合火事につながります。コーヒーを抽出する際、最低でも85〜90度近くのお湯を使用することになるので、平らなテーブルの上で抽出を行う方が抽出器具が倒れてしまった時のやけどなどを防ぎやすくなります。そして、大事なのがゴミの処理。適切に処理することが場所を使わせてもらっている方への配慮につながります。


それではこれから実際にどのように抽出するのかみていきましょう。

■コーヒーを抽出する手順

1.お湯を準備する

お湯を使わせてもらえる場合は、ケトルやポット、もしくは水筒などに入れてお湯を準備します。自分で沸かす場合でもピッチャーや計量カップなどに移しかえる方が便利です。あらゆる熱源に対応したケトルがあるとより便利ですね。直でお湯を沸かした際には30秒〜1分ほど待ってから抽出をスタートしましょう。

ゼブランドリップケトル
¥9,350
品番ZB-DK-MB

細口であらゆる熱源に対応してるケトルがあるとコーヒーを淹れる時には大助かりですね。


2.コーヒー豆を挽く、準備する

コーヒー豆をその場で挽くのもいいですがその際には、計りを使うようにしましょう。面倒に見えますが、計りがあると抽出の時にも便利で安定したコーヒーが淹れられますよ!もしもそこまで荷物を増やしたくなければ、あらかじめ計ったものを準備しておくと手間が省けます。


3.フィルターを準備し、コーヒーの粉をセットする。

4.抽出を開始、終わったら好きなカップへ

3と4からはほとんど自宅で入れる時と変わらないので、いつも通りリラックスしてコーヒーを淹れてください。環境が違うところで淹れるコーヒーは、これがまた不思議でいつもと同じ動作でも全然違うことをしているような気分になります。焦らずじっくりコーヒーを淹れることを楽しんでくださいね。


5.外の景色を楽しみつつ、出来立てコーヒーに舌鼓を打つ

アウトドアコーヒーの醍醐味は、開放感がある中で自分の淹れたコーヒーを楽しめること。ちょっぴり雑に淹れたって外の景色と合わさればいつも飲んでるコーヒーの味も美味しくなること間違いなし。キャンプなら明け方、BBQなら食後が筆者が一番好きな時間帯です。皆さんもぜひ自分が好きな場所と時間帯を探してみてください。


■アウトドアでオススメしたい抽出方法

●ドリップコーヒー

定番、そして王道ですが手間をかけてコーヒーを淹れるというところが屋内で淹れるのと別格の心地よさがあります。アウトドア向けに作られてるドリッパーやフィルターなど多数展開されているのも魅力の一つ。荷物として持ち運ぶには少しばかり大変ですが、それよりも準備してコーヒーを淹れている時間がとても有意義に感じられます。

用意するもの
コーヒーの粉15g 中挽き
お湯250cc
蒸らし時間
40-50秒の間
抽出時間約2分30秒

注ぎ分けは好みやいつものルーティンでどうぞ。筆者は粉の倍量のお湯を注いで蒸らしてから一気に残りを注ぐことが多いです。


●フレンチプレス

できる限り荷物を減らしたいという人にオススメなのがフレンチプレス。手間も少ないうえにコーヒーオイルをしっかりと抽出してくれるため飲みごたえや口当たりがバッチリです。抽出が終わったらそのままサーバーとして注げるのでお湯、コーヒー豆、プレスがあれば簡単に美味しいコーヒーができてしまいます。

コーヒーの粉15g 中粗挽き
お湯260cc
抽出時間約4分

粉にお湯を浸透させ、優しくかく拌してあとはタイマーをセットするだけです。お手軽なので初心者にもピッタリです。


●エアロプレス

その科学的なデザインから、一緒に来た友人にエッ何それと思わせることができてしまうエアロプレス。上手く扱えば短時間で効率よく美味しいコーヒーができますし、エアロプレスならではのフレーバーの厚みや、軽快な飲み口を楽しむことができます。


コーヒーの粉15g 中細挽き
お湯210cc
抽出時間約2分

組み立てて逆さにし、お湯を粉の倍量入れます。30秒ほど経ったら残りのお湯を注ぎ1分から1分30秒ほど待ってフィルターをつけてロックし、コーヒーを抽出します。


取り扱いを誤るとお湯が漏れ出したりするのでしっかりと説明書を確認して練習していく方がいいかと思います。慣れてしまえば本当に簡単な抽出方法なのでトライしてみてくださいね。


■最後に

屋外で淹れるコーヒーも慣れてしまえば、より余裕を持って外の景色を楽しみながら淹れることができます、ぜひ積極的に楽しんでいただけたらなぁと思います。


準備編はこちら

https://coffee-station.jp/archives/20748

ゼブランドリップケトル
Zebrang