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あなたにも突然やってくる!?意外と知られていない「コーヒーアレルギー」とは

コーヒーアレルギー

皆さんは何かアレルギーをお持ちですか?
今から50年前の日本では、アレルギーを持っている人はほとんどいなかったそうですが、現在では3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。
代表的なアレルギー食物といえば、卵、乳製品、大豆、小麦などが挙げられますよね。中には、意外な食べ物でアレルギー反応を起こす場合もありますが、コーヒーもその例外ではありません。
今回は、あまり聞き馴染みのない「コーヒーアレルギー」についてご紹介いたします。誰しもが発症する可能性があるアレルギーなので、症状や対処法をぜひ参考にして「もしも」のために備えてくださいね。

コーヒーアレルギーの具体的な症状について

コーヒーアレルギーも他のアレルギーと同様、コーヒーを飲んだ数時間後に身体に蕁麻疹が発生します。重症の場合は痒みがひどく、水疱ができたりします。あまりの痒みに掻きむしってしまい、水疱が潰れて症状が悪化するケースもあります。そうなると私生活にも支障をきたすレベルになってしまうので「コーヒーアレルギーも立派なアレルギーである」と認識してください。
軽症の場合は、ニキビができて肌荒れすることがあります。コーヒーポリフェノールは美肌効果があると云われていますが、コーヒーアレルギーの場合は、その逆効果になってしまうので注意が必要です。
しかし、肌荒れの原因がコーヒーであることに気がつくのは、なかなか難しいので肌荒れがひどいと感じたら、一定期間コーヒーを飲むのをやめるようにしましょう。その期間で肌荒れが落ち着いた場合は、コーヒーアレルギーの疑いがあるので心配な方は試してみてください。
参考:コーヒーアレルギーの原因と症状について | WATARU COFFEE ROSSTER LABO

カフェイン中毒とコーヒーアレルギーは全くの別物

カフェイン中毒とコーヒーアレルギーは似ているようで、それぞれ全く異なる症状になります。
カフェイン中毒は、脈拍数の増加、呼吸数の増加、胸痛、めまい、興奮、不安、震え、不眠、また消化器官が刺激されて下痢や吐き気、嘔吐を起こすと云われています。さらに体の中では、低リン血症や高血糖、高乳酸血症、横紋筋融解症など重大な症状が進んでいることがあります。
参考:カフェインの中毒症状とは?摂取量や中毒への対処法も紹介 | 家族の介護と健康を支える学研の情報サイト

症状をみるとカフェイン中毒とコーヒーアレルギーは全く別物であることが分かりますよね。ですが、いずれも軽症だと気づきにくい症状ばかりなので注意が必要です。気がついた時には重症化しているケースも多いので、まずはそれぞれの症状を理解し、早期発見できるようにしましょう。

「もしもなってしまったら?」具体的な改善方法について

もしコーヒーアレルギーになってしまった場合は、コーヒーを飲むのを控えるようにしましょう。
というのも、アレルギー症状が重症化すると「アナフィラキシーショック」を起こす場合があります。死に至る危険性もある症状ですが、コーヒーアレルギーでは幸いそこまで重症化するケースはほとんどないと云われています。ですが、アレルギーを改善するために、アレルギー対象であるコーヒーをひとまず避けるようにしてください。
もちろん、一生コーヒーが飲めなくなってしまうわけではありません。まず、一定期間飲むのをやめて、症状が軽くなってきたら、少量ずつコーヒーを飲んで体に慣らしていきましょう。
「コーヒーを飲むのを控えて症状が軽くなれば、少量ずつコーヒーを飲むようにする」この方法であれば、コーヒーアレルギーの症状を改善することができるので、是非参考にしてみてください。

予防する方法はある?

コーヒーアレルギーの予防法は「新鮮なコーヒーを飲むこと」です。挽いて時間が経ってしまったコーヒーや劣化した豆で淹れたコーヒーを飲んでいるとアレルギーを起こす確率がぐんと上がってしまいます。
コーヒー豆の鮮度管理を徹底することが、アレルギーを起こす可能性を最も下げることに繋がります。特に自宅で淹れるコーヒーの鮮度管理が疎かになってしまいがちなので、自分でコーヒーを淹れて飲む方は注意するようにしましょう。
鮮度管理は美味しくコーヒーを味わう為にも必要ですが、コーヒーアレルギーを起こさない為にも必要なので改めて鮮度管理を徹底するようにしましょう。

最後に

もしかしたら、あなたが気がついていないだけでコーヒーアレルギーになっている方もいるかと思います。ある日突然体調を崩し、重症化していたなんて場合も十分考えられます。そうならない為にも「もしや…」と思った時点で、コーヒーを飲む量を少し控えるようにしてみてくださいね。
コーヒーを飲むことが生活の一部になっている方は非常に多いですが、これから先も長く飲み続けるためにも、一時的に我慢をして、コーヒーを長く楽しめるようにしてくださいね。

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