ちょっと疲れている時など、甘いコーヒーを飲みたいなと思うことってありませんか?そんな時は、お砂糖やコーヒーフレッシュを使いますよね。しかし、コーヒーフレッシュが体に悪いという話を聞くと、控えた方が良いのかな?と心配している人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、コーヒーフレッシュは、健康に害を及ぼすものではありません。
今回の記事では、コーヒーフレッシュが健康に良くないと言われている理由や、コーヒーフレッシュ以外でコーヒーに入れると美味しくなるものをご紹介していきます。
コーヒーフレッシュが健康に良くないと言われる理由は?
まず、なぜコーヒーフレッシュが健康に良くないと言われているのでしょうか?
また、コーヒーフレッシュとはどんなものなのか、そしてどんな成分で作られているのかをチェックしてみましょう。
コーヒーフレッシュの正体は…?
ミルクと呼ばれることもあるコーヒーフレッシュですが、入っているのは、牛乳ではなく植物油脂です。
その他に、砂糖や脱脂粉乳、乳化剤などが入っていて、食品分類上の区分は「植物性油脂食品」や「植物油脂クリーミング食品」とされています。
健康に良くないと言われている成分①植物油脂
植物油脂を加工する工程では、「トランス脂肪酸」ができる場合があります。そしてトランス脂肪酸を摂り過ぎると体に悪影響を及ぼすという理由から、コーヒーフレッシュ=健康に良くないと言われているのです。
しかし、WHOが発表したトランス脂肪酸の摂取量を見ると、日本人では1日で摂取するトランス脂肪酸の量は約2グラムまでとなります。コーヒーフレッシュに換算すると約50個分になるので、コーヒー2~3杯に毎回入れても健康に悪影響は出ないと言ます。
健康に良くないと言われている成分②乳化剤
コーヒーフレッシュが健康に良くないと言われてしまうもう一つの理由が、「乳化剤」が入っていることです。
乳化剤とは、水と油をうまく混ぜ合わせる働きをするものですが、過去に乳化剤によって健康被害が出たという報告がされたことがありました。
しかし、その因果関係は証明されず、乳化剤は安全で有効な食品添加物として厚生労働大臣に認められていることから、やはりコーヒーフレッシュ=健康に良くないというのは、噂にすぎないといえるのではないでしょうか。
それでもフレッシュは健康面が気になる……。代わりにコーヒーに入れると美味しいのは?
とはいえ、一度健康に良くないというイメージを持ってしまうと、なかなか不安を払拭できない人もいますよね。
そこで、コーヒーフレッシュの代わりにコーヒーに入れることで、美味しく飲むことのできるものをご紹介していきます。
コーヒーフレッシュの代用品①牛乳ご家庭にもある身近な代用品としておすすめなのが、「牛乳」です。よりまろやかな味わいでコーヒーを楽しむことができますよ。コーヒーフレッシュよりも家に常備されている場合も多いのではないでしょうか。
牛乳を入れてコーヒーを飲むと、カフェインの吸収スピードが遅くなり、胃が荒れにくくなるというメリットもあるので、1日に何杯もコーヒーを飲むという人におすすめです。
コーヒーフレッシュの代用品②豆乳健康や美容に良いとされる注目の飲料「豆乳」もコーヒーとの相性が良い飲料です。
カフェメニューにも豆乳を使ったエスプレッソ(ソイ・ラテ)があるように、コーヒー×豆乳で美味しく飲むことができますよ。自分の好みの量を調整して入れるようにしましょう。
牛乳に比べると豆乳はあっさりした味わいのため、甘くないコーヒーが好みな人にぴったりです。
コーヒーフレッシュの代用品③練乳イチゴなどのフルーツにかけて食べる定番品の「練乳」もコーヒーに良く合います。
練乳は牛乳に砂糖を加えて濃縮したものなので、コーヒーに入れると程よい甘みと滑らかな口当たりで美味しくなります。
日本ではあまりメジャーな組み合わせではありませんが、ベトナムではコーヒーに練乳を入れた甘いコーヒーが日常的に楽しまれています。
コーヒーフレッシュの代用品④バター温めたコーヒーにお砂糖とバターを入れるだけで、驚くほど美味しくなります。
バターならではの香りとコクを楽しむことができます。アイスコーヒーで飲みたい場合は、コーヒーを濃いめに入れてお砂糖やバターを溶かしてから、氷がたっぷりとは言ったグラスに注いでくださいね。
コーヒーフレッシュの代用品⑤マシュマロ甘くてふわふわのマシュマロをコーヒーに浮かべるだけで見た目も可愛く、溶けるとマシュマロの甘さが口いっぱいに広がり、とっても美味しくなります。
たっぷり入れると、生クリームのような濃厚さになり、少量だと程よい甘みを楽しむことができますよ。お好みで最後にシナモンパウダーをかければ、自宅に居ながらカフェ気分も楽しめます!
コーヒーフレッシュの代用品⑥生クリーム牛乳と乳脂肪分で作られた生クリームも、コーヒーにとても良く合います。ホイップして乗せても、そのまま注いでもOKです!
ホイップクリームの上に、刻んだナッツなどをトッピングすれば、簡単に本格カフェスタイルも楽しめます。ただし、生クリームは少々カロリーが高いため摂り過ぎには注意が必要です。
コーヒーフレッシュも適量なら大丈夫!色々なアレンジでコーヒーを楽しもう
健康に良くないとう話を聞くこともあるコーヒーフレッシュですが、それはトランス脂肪酸や乳化剤といった成分が理由になっています。
しかし、いずれもWHOや厚生労働大臣に認められていることから、大量に飲むなどをしなければ大丈夫ということも分かりましたね。毎日コーヒーを3杯飲むときにコーヒーフレッシュを使用しても問題はなさそうです。
それでもやっぱり心配…という方は、ご紹介してきた代用品を試してみてくださいね。意外な発見があるかもしれません!
様々なアレンジを楽しめるのも、コーヒーの素晴らしいところです。皆さんも是非お気に入りのコーヒースタイルを見つけてみてくださいね。