歩いているだけで玉のような汗が滲んでくる季節。昼も夜も、喉をすっと通る冷たい飲み物が恋しくなりますよね。
そんなこの時期だからこそ、五感で涼しさを感じられるような、特別なグラスアイテムを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

今回ご紹介するのは、こちらのごくシンプルなタンブラーグラス。100%天然鉱物から作られた「HARIO Glass®︎」を使用した、環境にやさしいアイテムです。

すっきりとしたフォルムだからこそ、こだわり抜かれた細部の美しさが光ります。グラスの厚みはわずか約1mm。手に取るとあっけないほど軽く、よく手に馴染みますが、なんと素材は耐熱ガラス! 百数十脚のグラスアイテムを所有するグラスマニアの私でも、耐熱の薄吹きタンブラーに出会うのは始めてです。

耐熱ガラスのいいところは、熱い飲み物を注いでも割れる心配がないこと(※)。氷で満たしたグラスに、少し濃いめに淹れたコーヒーを注げば、見た目にも涼やかなアイスコーヒーの完成。氷とガラスにチリンと当たる音が、空間全体を涼しげに演出してくれます。
カフェオレのマーブル模様も綺麗に浮かびますよ。
※ガラスが非常に薄いため、熱湯を注ぐと火傷のおそれがあります。触れるくらいまで冷ますか、氷と合わせてお使いください。

個人的な推しポイントはグラスの底面の薄さ。薄吹きのグラスでも、底の部分はやや厚く造られた製品と出会うことが多いのですが、HARIOの薄吹きグラスは底面まで厚みがほぼ均一です。これはグラス好きとしては本当に嬉しい……。飲み物を注いだ際の美しさがいっそう際立ち、「飲む」という行為のために無駄を削ぎ落とした、洗練された佇まいに惚れ惚れしてしまいます。

ビール好きさんには、やや大きめの420ccサイズがおすすめ。360ccの缶なら1杯で注ぎ切れて、泡を含めてもちょうどいい容量。シンプルなタンブラー型だからこそ、泡立ちが映えて美味しそうに見えます。
人の唇や舌は、指先に負けないほど繊細で、グラスの厚さが違うと飲み心地も大きく変わります。薄吹きのグラスは熱伝導が早く、飲み物の冷たさを感じやすいですし、何より繊細な口当たりで飲み物の味を邪魔しません。
私はクラフトビールなど「ちょっといいビール」を買った時は、必ずガラスの薄いタンブラーで飲むことにしています。薄吹きのグラスは口に触れたときにすっと馴染み、触感の主張が少ないからです。ビールの泡立ちや、繊細な味わいをダイレクトに楽しむために、薄吹きのグラスは欠かせません。

薄いグラスはまるで「液体そのもの」がその場に浮いているような気すらします。手にした瞬間の冷たさや軽さも格別。「薄いグラスは洗うのが大変そう」とよく言われますが、HARIO Glass®︎は温度変化に強いため食洗機で洗えます。友人を招いてのホームパーティーなど、複数のグラスをいちどに使うシーンでも、片付けがぐっと楽になりますよ。なかなか落ちづらい口紅やリップバームの跡も、お湯をかけて洗えばすっきりきれいに流せます。
300と420のどちらのサイズを買うか悩んだときは、まずは取り回ししやすい300から使ってみるといいでしょう。アイスコーヒーやソフトドリンクはもちろん、バーで出てくるロング・ドリンクのグラスも概ねこのくらいの容量ですから、おうちでいつもより少し贅沢なお酒を楽しむのにぴったりです。

かち割り氷をグラスに詰めたら、お好きな蒸留酒やシロップを30ccほど入れて、氷とグラスの隙間から優しく炭酸水を注ぎます。カットレモンやお好きなハーブを添えたら、お店で飲むような素敵なドリンクの完成。グラスに少しこだわるだけで、家で楽しむドリンクが格段にレベルアップしますよ。

薄吹きグラス300は¥1,870、薄吹きグラス420は¥1,980(税込/2025年7月現在)と、家庭用としてもお手頃で、ちょっとしたギフトにもおすすめ。
飲み心地のよさからくる気分の高まりや、いつもより少し特別なグラスウェアを使う楽しさには、もちろんお値段以上の価値があると言えるでしょう。
お気に入りの飲み物が、もっと好きになる。
この夏はHARIOの薄吹きグラスで、冷たい飲み物を楽しんでみませんか?