仕事・作業の相棒として、リラックスタイムのお供として、生活に深く関わってくる飲み物・コーヒー。某日、コーヒーを飲みながら、進まない原稿に手を焼いていると、何やら耳寄りなウワサを目にしました。
それは、「コーヒーがリーダーシップを高める」というものです。経営者やプロジェクトのリーダー等を任されるビジネスマンなどはコーヒー愛飲者が多いとのこと。
筆者はダラダラと作業中。リーダーという仕事ができそうな響きとは無縁の状態です。
せっかく好きでコーヒーを飲んでいるなら、その効能を余すことなく享受したいですし、仕事ができるリーダー人材になれるのなら、なってみたい!
本稿では、コーヒーが私達の生活や、仕事にどんな影響を与えるのかをリサーチ。また、普段からコーヒーを飲んでいるビジネスマンたちに、その効果や愛飲する理由を訪ねてみました。
コーヒーと人間の身体との関係性
皆さんご存知の通り、コーヒーには様々な成分が含まれており、中でも「カフェインが人体に与える影響」がこの言説の元になっているようです。
カフェインには眠気を防ぐ覚醒作用や、集中力や注意力を向上させる効能、香りによるリラックス効果などがあり、カフェインを気軽に摂取できるコーヒーを飲むことで、より良いパフォーマンスが発揮できるとされています。
このコーヒーの効能は、愛飲者の皆様なら実感があると思いますし、労働者を支える飲み物として末永く愛されてきたコーヒーの実績を見れば明らかです。
そんな力を持つコーヒーは、仕事の効率をあげたり、健康習慣や趣味として我々をサポートしてくれますが、どうリーダーシップと関係するのでしょうか?
コーヒーを起点に”繋がる”
様々な効能・魅力をもつコーヒーですが、「誰かと共に飲む」ことが鍵を握りそうです。
例えば、商談や会議、打ち合わせなどから、オフィスでの休憩時間の雑談のお供にコーヒーは最適。ちょっとした相談事でも「コーヒーでも飲みに行こうよ」と気軽に声をかけて、リラックスしながらゆっくりと話すことができます。
“コーヒーを飲む”という行為をきっかけに同僚や、他者とコミュニケーションを取り、より良いアイデア、より良い仕事に繋げていくことができるはずです。
コーヒーを人と繋がるツールとして使うことで、円滑な関係を築いていく。その過程でリーダーの資質や、コミュニケーション能力が醸成されていくのではないでしょうか?
コーヒーを淹れる贅沢な時間
また、コーヒーは豆の選び方、挽き方、飲み方など、どこまでも拘ることができます。
より美味しく、より自分好みのものを探求していく過程は、経営やビジネスに共通する部分もありますし、10分程度ではありますが、ゆっくりと自らコーヒーを淹れる時間は、瞑想のようなもの。
たった数分でも無心になって気持ちをリフレッシュし、コーヒーを飲むことでさらに脳を柔軟にして、仕事に打ち込むことができそうです!
筆者は最近、カフェイン摂取にエナジードリンクなどに浮気をすることもありますが、やはりコーヒーは良いですね。
ひとりで抱え込みすぎず、誰かと時間や問題を共有したり、コーヒータイムを、休息や仕事・自分を向き合う時間として大切にしてみようと思います。
これで原稿もバリバリあげられて、より良い仕事ができるはず! 流石に「エナドリ飲みに行こう」は誘い文句として趣がないかもしれないですしね……。
周りのビジネスマンたちにも「コーヒーの良さ」を訪ねてみることに
コーヒーをきっかけに周囲の人とコミュニケーションをとることが大切! ということで、早速、身近にいるコーヒー好きな、サラリーマン・フリーランスの方々にお話を伺ってみることに。
「コーヒーの好きなところはどこか」「なぜコーヒーを飲むのか」訪ねてみると、みな様々な用途でコーヒーと向き合っているようです。
- Tさん:「職業柄(エンジニア)、カフェインを取って集中するようにしている。寝れないと困るので半減期を意識して飲んでいる。」
- Gさん:「在宅の仕事や、打ち合わせなどが多いから、1日3回ほど豆から挽いて飲んでいる。味や見た目も好きだけど、プラモデルのような感覚で、10分くらい手を動かして遊べるクリエイティブなものとしても楽しい。」
- Yさん:「心を落ち着かせるための行為。呼吸がゆっくりになる感覚があっていい。やりこみ要素もたくさんあるので趣味としても優秀。」
- Uさん:「長く飲んでいるから習慣に近い。歴史的な観点でもコーヒーは面白くて、産業革命を成功させた要因とも言われている。社会環境の一部として捉えることもできる。」
4人とも、記事を読んだかのようなコメントを寄せてくれました。人によって、楽しみ方、用途はそれぞれですが、コーヒーには人を惹きつける要素が沢山あることがわかります。
読者の皆様もぜひ、コーヒーをきっかけに同僚や上司、友人・ご家族と繋がり、より良いお仕事、生活を送っちゃいましょう!
■参考
全日本コーヒー協会