コーヒーカップは、リラックスして楽しむコーヒーの時間を彩る日々の相棒。くつろぎの時間をより贅沢にするためにぜひコーヒーカップにこだわって見てほしい。コーヒーカップの色や形状、素材で雰囲気はガラリと変わるし飲み口の形状はコーヒーの風味にも影響する。とはいえ、いざコーヒーカップを選ぼうと思っても種類や素材、デザインが豊富にあり悩むポイントがたくさんある。ということで、本記事ではコーヒーカップにこだわるべき理由を紹介するとともにコーヒーカップの選び方をご紹介します。
コーヒーカップにこだわるべき理由
私自身、世にたくさんいるコーヒー好きの一人としてカフェや喫茶店に足を運び、日夜コーヒーを楽しんでいる。その中でも、「またこのお店に来たいな」と思うのはカップにこだわっているお店。陶芸家であり美食家でもある北大路魯山人が残した言葉に「器は料理の着物」という一節がある。器の色や素材、デザインで相手に与えるイメージは如何様にもなり、独自性を際立たせる要因になるということ。私の場合は、とある喫茶店でコーヒーを注文した際、コーヒーが映える美しい白色の陶磁器で作られたカップで提供されたことがあり、普段よりもコーヒーが美味しく感じたし、ひときわコーヒーを飲む時間が特別に感じられた。もちろんカップのこだわりたいポイントは人それぞれ。私の場合は、器の見た目の美しさの優先順位が高い。世の中には、特定のフレーバーノートを増幅させるカップもあれば、香りをより感じやすくデザインされたカップも販売されている。ぜひ、コーヒーを飲む時間が少しでも特別なものになるように、カップにこだわってみてはいかがだろうか。
コーヒーカップの選び方
いざコーヒーカップを購入しようと考えても、世の中にはたくさんの特徴を持ったコーヒーカップがあるから悩みどころ。 そこで、大まかにコーヒーカップを選ぶ際の要素を挙げましたので参考にしていただければと思います。
種類で選ぶ
コーヒーカップと一口に言っても、種類はたくさんある。
- レギュラーカップ
- マグカップ
- ラテボウル
- デミタスカップ
- エスプレッソカップ など
ご自身のコーヒーの楽しみ方に合わせて選ぶといいと思う。毎回コーヒーを飲むときは一杯分という人ならレギュラーカップ、たっぷり飲むならマグカップ、ミルクと合わせて飲むことが多いならカプチーノカップやラテボウルなど、自分がコーヒーをどのように飲むかである程度どんな種類のカップが合っているのかが決まる。
どの種類のカップを購入するか迷っているのなら、レギュラーカップかマグカップを選べばいいのではないかと思う。 レギュラーカップはおおよそコーヒー一杯分がちょうど入るくらいの容量なので、コーヒー好きなら持っていて損はないかと思う。ソーサーがカップとセットになっているものが多いので雰囲気もバッチリ。マグカップはものによるが容量が大きいためたっぷりコーヒーを楽しむことができる。コーヒーに限らずホットドリンク全般に使えるし、スープ類に使うこともできるため使い勝手がよく重宝する。
素材で選ぶ
素材によって、色合いや表面の感触が異なることに加えて熱伝導率にも違いがある。以下に素材ごとの特徴をご紹介するので参考にしてほしい。
磁器
- 熱伝導率が高いため、熱しやすく冷めやすい
- 表面がなめらかでつるっとした質感
- 地色は白色
陶器
- 熱伝導率が低いため、熱しにくく冷めにくい
- 表面はザラザラとした感触
- 色のバリエーションが豊富
ガラス
- 保温・保冷性が弱い(ダブルウォールグラスなら通常のガラスカップよりも温度変化が少なくなる)
- 無色透明なため、飲み物が良く映える
コーヒーの風味を引き出すカップを選ぶ
世にあるグラスの中には、甘みや酸味など特定のフレーバーノートを強調したり抑えたりするよう科学的にデザインされたグラスがある。また、コーヒーの香りを最大限引き出すようデザインされたグラスなども販売されており、そういったグラスを選べば自分の好みに合わせて風味を最大限引き出したコーヒーを楽しむことができる。私がふらっと立ち寄ったカフェでは、コーヒーの香りを楽しめるようデザインされたコーヒーカップでコーヒーを提供していて、カップのデザインやコーヒーの香りがとても印象的だったのを覚えている。このように、コーヒーの風味を引き出すようデザインされたコーヒーカップで飲むと、ちょっとした贅沢気分を味わえるのでぜひおすすめしたい。
お気に入りのコーヒーカップで贅沢な時間を
本記事では、コーヒーカップにこだわるべき理由とともに、選び方についてもご紹介しました。日々のコーヒーを飲む時間は、ほっと一息つきリラックスする時間。そんな時間を彩る、お気に入りのコーヒーカップを選ぶ参考になればうれしいです。
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