近場から遠くまで行ける!コーヒーとサイクリングとの組み合わせ

近場から遠くまで行ける!コーヒーとサイクリングとの組み合わせ

自転車に乗って出かける時、皆さんは何を飲みますか?

自転車に乗ることをスポーツと捉えるなら、スポーツ飲料やお水という答えは多いかもしれませんね。

実はサイクリングとコーヒーは意外と相性が良いというのはご存じでしょうか。

自転車で出かけて、ちょっと一息入れたい時にコーヒーを飲んでみてください、気分だけじゃなく体もリフレッシュされたように感じるかもしれませんよ。

今回は、サイクリングとコーヒーの意外な関係や、サイクリングでコーヒーを入れるアイテムをご紹介します。

コーヒーとサイクリングの相性

では、なぜサイクリングとコーヒーの相性が良いのか、その理由を見ていきましょう。

【運動能力が高まる】
実は、コーヒーの代表的な成分であるカフェインとスポーツの関係について行われた興味深い研究があるのです。

この研究で指摘されているのは、運動パフォーマンスを上げるためには運動を行う前のカフェイン摂取が有効である、ということです。

サイクリングでも有用なポイントは、
・有酸素運動が効率よく行われる
・疲労感が抑えられる
・筋肉痛が軽減される
などです。

また一方では、カフェインは注意力を喚起して、行動遂行や安全性の向上にも働きかけることが分かっています。

つまり、サイクリングの前や途中の休憩でコーヒーを飲むことは、サイクリング時の安全やパフォーマンスに一役買っていると言えるでしょう。

【コーヒー専門店や喫茶店に寄りやすい】
最近は町を歩けば、様々なカフェを見かけることが多くなりました。

ほんの数席しか座席のないロースタリーカフェや、穴場ともいえる住宅街に静かにたたずむカフェなど、とても小さな通りに位置しているお店も決して少なくありません。

自転車は、車では行きづらい小さな通りや、駅やバス停などから離れた場所でも簡単に入っていくことができますので、いろいろなカフェにも行きやすいと言えますね。

【サイクリングに特化したマップがある】
近年、サイクルスポーツへの人気には目を見張るものがあり、地方自治体などの中にはサイクリングロードの整備を進め、観光資源化しているところも増えているようです。

自転車業界が経営するおしゃれなサイクルカフェも増えていて、カフェが独自に発行しているサイクリングマップや、観光協会がカフェや飲食店と提携して作っているカフェ巡りマップなど、サイクリングに特化したマップも手に入れやすくなってきています。

サイクリングとでカフェ巡りが一緒に楽しめるのは、何だか得した気分に感じる人もいるかもしれませんね。

自分でコーヒーを入れて飲みたい人の準備

自分でコーヒーを入れて飲みたい人の準備

サイクリングでコーヒーを飲む方法は、カフェに入るだけではありません。

最近は、「コーヒーライド」なるコーヒーとサイクリングの楽しみを実践している人たちが増えています。

自分だけのお気に入りの場所を求め自転車を漕ぎ、ここはという場所でコーヒーを入れてアウトドアコーヒーも楽しめるのです。

自分でコーヒーを入れるためには、これから紹介するアイテムがあるとよいでしょう。

ガス缶とシングルバーナー:
アウトドアですのでコンパクトで火力の強いOD缶がおすすめ。シングルバーナーもOD缶対応のものを選びましょう。

クッカー:
アウトドア用の鍋は、お湯を沸かすやかんの役割を果たします。コーヒーを入れるギアをスタッキング収納でき、荷物をコンパクトにまとめられるメリットもあります。

ドリッパーとフィルター:
使用時と収納時でフレキシブルに形を変えられるタイプが、持ち運びしやすいでしょう。

カップ:
衝撃に強く丈夫なもの、軽いものなど利便性と、コーヒーを温かく保ちおいしく飲める点をカバーできるものを選びましょう。チタンやプラスチック製の2重構造はおすすめです。

コーヒーミル:
コーヒーをその場で挽いて入れたいなら、コンパクトなハンドミルが必要です。購入時には、一度に何人分挽けるのかも確認しておくことをおすすめします。

コーヒー豆(粉):
コーヒーミルがあれば豆を持って行けますし、自宅で挽いたコーヒー粉を持って行っても良いでしょう。

水を入れるボトル:
飲み水とは別のボトルにコーヒー用の水を計って入れておくと便利ですよ。

コンパクトにまとめるテクニック

サイクリングにおいて、重い荷物は最も直接的に体力を奪う原因になります。そのため、コーヒーライドのようにバイクで長距離を走行する場合、荷物をいかに少なくできるかは、とても重要なポイントです。

ボディバッグやバックパックを背負って自転車に乗ることもできますが、自転車にセットできるサドルバッグがあると、体が自由になり疲労も感じにくくなりますので、荷物の運搬も楽にできますよ。

ただし、サドル下のスペースにコンパクトにまとめるには、コーヒーギアの収納も工夫する必要があるでしょう。

まず、円筒形のクッカーの容量を生かし、ガス缶やバーナーをクッカーの中にスタッキング収納したら、収納袋でしっかり閉じます。

また、カップの中の空洞部分に入れられるものがあれば、重ねたり詰めたりしながら、極力荷物がかさばらないようにパッキングしてみましょう。

自分だけの新しい旅とアウトドアコーヒーを

自分だけの新しい旅とアウトドアコーヒーを

自分の気が向くままに進んでいけるサイクリングは、自分で作り上げる旅にもなりますね。

また、自分でコーヒーを入れられるギアを携帯すれば、好きなタイミングでコーヒーを入れ、アウトドアの景色とコーヒーを同時に味わえますので、思い出にも残る特別な旅にもなるでしょう。

次の週末は、サイクリングとコーヒーの新しい旅を試してみてはいかがですか。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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