冬の寒さが終わり、春の爽やかな季節になってきました。寒くて巣ごもりしていましたが、1年で一番いい季節が始まりだしたので気分一新して外に出かけましょう。といってもコロナの影響で遠出はし辛い…
そのような方に今回外コーヒーをオススメします。キャンプなども行き辛いと思うので、外コーヒーといっても身近なコーヒーライフで少し気分を変えてみませんか、というお誘いです。
①外コーヒー
外コーヒーと聞いて思い浮かぶのはキャンプや登山などのアウトドアをイメージされると思います。アウトドアの時に飲むコーヒーは何で普段と同じ豆を使って、同じ抽出方法で淹れているのに美味しく感じられるのでしょうか。色々意見はあると思いますが、お肉を一口食べて“ウマい!”、ケーキやフルーツを一口食べて“オイシい!!”という感覚と、コーヒーの“美味しい!!!”とは全く違う感覚だと思います。コーヒーは苦味、酸味が際立つ物で、甘みはどうしても弱くなってしまうから他の食べ物の美味しさとは全く異なる食品になります。私自身コーヒーを美味しく感じる要因の多くを占めるのは飲む場所やシチュエーション。他の食品でも影響すると思いますが、コーヒーはより大きく影響するものだと思っています。
コーヒーの美味しさは気持ちを落ち着かせ、ホッとさせてくれる飲み物です。いつもの自宅の、いつもの場所で飲むのもいいですが、ほんの少し何かを変えてみませんか?ということが今回の“外コーヒー”です。
②外コーヒー自宅編
・空間創り
まず自宅でのコーヒーライフのちょっとした変化を入れましょう。自宅のベランダ、お庭にカフェスペースを作ります。キャンプをする方はキャンプ道具を使用すると気持ちがグッと上がりますが、別に日常で使用しているイスだけでもいいですし、そこに小さなテーブルがあれば立派なカフェの出来上がり。自宅環境が静かな住宅街であればゆっくりした空間が出来上がります。
逆に色々な音がして忙しないという方もいらっしゃると思います。その場合はカフェで流れているようなジャズをかけたり、周りへの音楽が気になるようであればイヤフォンで聴くのもいいです。
・淹れ方
キッチンでいつも使用している抽出器具でいつものように淹れるのも問題なし。コーヒーマシンでも気分は違います。でも時間に余裕がある日であればベランダやお庭で淹れてみませんか。淹れ方はキャンプでの淹れ方でアバウトにするのが理想的で、豆は手挽ミルを使うことをオススメします。豆をゴリゴリ挽いている時間が至福の時と感じるのは自分だけでしょうか。コーヒーの香りが気持ちを落ち着かせます。
また火を使える環境ですとお湯を沸かしてみるのもいいですね。抽出方法はペーパードリップがオススメ。コーヒー豆と会話しながらお湯を注ぐ。傍から見たら変わった人かもしれませんが、大事なこと。コーヒー豆も生き物です。綺麗なドームを作って、香りが広がってくればテンションも上がります。
もしもっと変化球が欲しい場合はコーヒー器具のパーコレーターを使用するのもいいかもしれません。一昔前のキャンプコーヒーでよく使用されていたイメージですが、濃いめのパンチの効いた熱々のコーヒーが楽しめます。器具によりますが、サイフォンコーヒーのようにお湯が上がってくる所が見えるのがまたいいですね。
・実食
あとは飲むだけです。優雅にゆったりした気持ちで時間を過ごしましょう。
③外コーヒーご近所編
せっかくいい季節ですので近くの公園に出かけましょう。でも近所の公園ではなかなかコーヒーのお湯を沸かすのは難しいかもしれません。一番簡単なのはコンビニで買うことかもしれませんが、移動で冷めてしまいます。その解決策の一つとして水筒入れて持参すること。コーヒーを入れる前に水筒にお湯を入れて温めておくことがポイントです。いつでも温かいコーヒーが飲めるだけでそこがカフェに早変わりします。それでは味気ないという方にはコーヒーバッグをオススメします。よく見かけるドリップバックですと通常のペーパードリップをしなければいけませんが、コーヒーバッグは紅茶のティーバッグと同じで水筒に熱湯を入れていき、お湯に浸せば出来上がる手軽さが魅力です。
また私がよく行うのは、休みの日の朝に自動車で出かけてパン屋さんでパンを購入し、お気に入りの場所に車を止めそこでコーヒーを抽出すること。ゆっくり時間を過ごすことがとてもリラックスできます。大きめ自動車をお持ちの方にはオススメです。
いかがでしょうか。まだお家で過ごす時間が多いと思いますが、ちょっとした変化で普段のコーヒーライフが大きく変わります。改めてコーヒー器具を購入したりすることもないので誰でもいつでも行うことができます。寒い時期が終わり、過ごしやすい季節になりましたので、ぜひ色々試してみてください。