読書のときにはコーヒーをよく飲む、という方も多いのではないでしょうか。
ゆったりとリラックスしながら本を読み、香りの良いコーヒーを飲む時間は至福ですよね。
本記事では、J.C.Q.A.コーヒーインストラクター1級をもち、毎月5冊の本を読んでいる筆者が、読書のお供にぴったりなコーヒーをご紹介します。
ぜひ参考にして、あなたの読書×コーヒータイムをより豊かなものにしてみてください。
読書にコーヒーがぴったりな理由とは?
カフェや喫茶店でコーヒーを飲みながら読書をしていると、ついついページをめくる手が止まらなくなる、そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
読書とコーヒーの相性の良さは、コーヒーが持つ覚醒作用とリラックス効果と関係があるのです。
カフェインによる覚醒作用
コーヒーに含まれるカフェインは、脳を活性化させ、集中力と注意力を向上させる作用があります。読書に没頭したいときは、カフェインの作用が心強い味方となります。
カフェインは摂取後15〜30分程度で効果が表れるため、集中して読書をしたいときは読書前からコーヒーを飲んでおくとより効果的です。
カフェインの効果については下記の記事で解説していますので、合わせて確認してみてください。
関連記事:カフェインの効果とは?コーヒーの適度な量と飲むタイミングを紹介
香りによるリラックス効果
コーヒーの芳醇な香りは、心を落ち着かせ、リラックス効果をもたらします。自分の好みの味わいのコーヒーとおやつを用意すれば、リラックスした中で心地良く読書ができるでしょう。
コーヒーの香りは、産地や銘柄、品種によって異なります。ぜひ自分好みの香りのコーヒーを見つけて、読書のお供に選んでみてください。
コーヒーの香りの効果は、下記の記事でも解説しています。
関連記事:コーヒーの香りには2種類の効果が!目的別に飲むコーヒーを変えてみよう
【本のジャンル別】おすすめのコーヒーペアリング3選
ここからは、本のジャンル別おすすめコーヒーペアリングを紹介します。
紹介する組み合わせはあくまで一例なので、ぜひ自分にぴったりのペアリングを見つけてみてくださいね。
- 小説×ブラジル|豊かな物語の世界を深みとコクで包み込む
- 自己啓発×コロンビア|新しい知識の吸収を明るい酸味と香りが後押し
- エッセイ×エチオピア|洗練された文章と甘い香りが織りなすハーモニー
小説×ブラジル|豊かな物語の世界を深みとコクで包み込む
小説の世界に没頭したいときには、バランスの取れた味わいのブラジルコーヒーがおすすめ。ブラジルコーヒーは、ナッツのような香ばしい香りと酸味と苦味のバランスの良さが特徴です。
ブラジルコーヒーの穏やかな味わいは、小説を読むときの集中力を妨げません。また、その深みとコクは、物語の世界観をさらに豊かにし、登場人物たちの心情や情景を鮮やかに描き出す手助けをしてくれるでしょう。
筆者のおすすめはPOST COFFEEの「ファゼンダ ドゥ セハード」です。落ち着いた味わいで毎日でも飲みたいバランスの良さが楽しめます。
自己啓発×コロンビア|新しい知識の吸収を明るい酸味と香りが後押し
自己啓発本を開くとき、お供には明るい酸味と華やかな香りが特徴のコロンビアコーヒーがおすすめです。
自己啓発本を読む目的は、新たな知識やスキルを習得し、自己成長を目指すこと。そんな前向きな姿勢に、コロンビアコーヒーの爽やかな酸味はぴったりです。
また、コロンビアコーヒーのフローラルな香りは高いリラックス効果も期待できます。自己啓発本を読む中で、難しい課題や目標に直面したときでも、コーヒーの香りがあなたの心を癒し、再び前向きな気持ちにしてくれるでしょう。
エッセイ×エチオピア|洗練された文章と甘い香りが織りなすハーモニー
エチオピアコーヒーは、複雑な風味と甘みの強い香りが特徴です。まるで、エッセイの繊細な表現と共鳴するように、多様な味わいと香りが口の中に広がります。
エチオピアコーヒーは、柑橘系の酸味やベリー系の甘み、フローラルな香りなど、さまざまな風味が複雑に絡み合い、一口ごとに異なる表情を見せてくれます。それは、エッセイを読む中で感じる、著者の心情や思考の変化にも似ています。コーヒーを味わうたびに、エッセイの世界への理解が深まり、新たな発見があるかもしれません。
筆者のおすすめはThe Rising Sun Coffeeの「モカ・シダモG1グジ」。エチオピアならではのフルーティさと軽やかな味わいを存分に楽しめます。
夜の読書にはカフェインレスコーヒーを
就寝前に読書をする方も多いのではないでしょうか。
就寝前にカフェインを摂取すると、睡眠の質が低下したり、寝つきが悪くなったりする可能性があります。そのため、就寝前の読書のお供にはカフェインレスコーヒーがおすすめです。
最近ではカフェインレスコーヒーにもさまざまな種類が増えています。
たとえば、フルーティーな香りが特徴のエチオピアモカのカフェインレスコーヒーや、深いコクが楽しめるブラジル産のカフェインレスコーヒーなど、豊富な選択肢から好みのものを選べるでしょう。
夜の読書タイムでも、カフェインレスコーヒーを選べばカフェインの心配をせずに、安心して穏やかな時間を過ごせます。
まとめ|本に合わせたコーヒー選びで至福の読書タイムを
本記事で紹介したコーヒー以外にも、読書にぴったりなコーヒーはたくさんあります。
ぜひ、あなた自身でさまざまな組み合わせを試してみて、自分だけの最高のペアリングを見つけてみてみてください。コーヒーの香りに包まれながら、ページをめくる喜びを心ゆくまで味わいましょう。
読書のときに温かいコーヒーをゆっくり楽しみたい、という方にはHARIOの「真空二重マグコーヒーメーカー Zebrang」がおすすめです。
手軽にコーヒーを抽出でき、保温性も高いので読書中長く温かいコーヒーを楽しめます。