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コーヒーと健康|ダイエットを手助けする相性のいい食べ合わせ。

コーヒーは日本のみならず、世界中で親しまれている飲み物。

だから、コーヒーにどんな健康効果が期待できるのかは日々研究されている。

実際、コーヒーが好きで普段から飲んでいる人は、「飲みすぎると良くないかな」とか「毎日飲んでいるのだし健康に良かったらいいな」なんて考えたことがあると思う。


そこで今回は、コーヒーにどんな健康効果が期待できるのかを紹介するとともに、コーヒーと一緒に食べることで健康効果をもたらすことが期待される食品についても紹介。

ただ、心に留めてほしいことが一点。

そもそもコーヒーは嗜好品だということ。

好きだから、美味しいから飲むものであって、個人的には「健康のためにコーヒーを飲む」という付き合い方は違うかな、と思ってる。

コーヒーは薬じゃないからね。

好きだから・美味しいから飲む、ということを前提に読み進めてほしい。


コーヒーの健康効果について

食べ合わせについて紹介する前に、コーヒー単体の健康効果について紹介。


コーヒーに含まれる成分といえば?と質問したら十中八九「カフェイン」と答える人が多いと思う。

それくらい周知されている成分で、眠気覚ましのためにコーヒーを飲む=カフェインを摂る、に繋がってるから有名なのかなと勝手に思ってる。


確かに、カフェインには眠気覚ましや利尿作用があることで知られているけど、他にも集中力を高めてくれたり自律神経の働きを高めてくれたりと有用な効果がたくさんあると報告されている。

そしてもう一つ、コーヒーをコーヒーたらしめている成分としてポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が挙げられる。

「ポリフェノール」の文字列を見れば、脳内で健康にいい成分だと勝手に自動翻訳されるくらい、私の中では健康にいい成分の代表格と認識している。


実はこのクロロゲン酸はカフェインよりも多く含まれていて、コーヒーの香りや苦味成分に寄与してる。

なんなら、ポリフェノールを多分に含む「赤ワイン」に次ぐほどポリフェノールの含有量が多いことがわかっている。


クロロゲン酸には抗酸化作用があって、心血管疾患や生活習慣病をもたらす原因とされている活性酸素から体を守ってくれるのでは、と注目されている。

また、美容との関係も注目されていて、コーヒーを飲むことによるポリフェノール摂取によって紫外線による肌へのダメージ(シミ)が減少したという結果を報告している研究もある。


普段から好んで飲んでいるコーヒーにこれだけの効果があると、一杯一杯丁寧に抽出して風味を楽しみながら飲みたい、そんな気持ちにさせてくれますね。


コーヒーと食べ合わせがいいもの

長々と書き綴ってしまったけど、ここからはこの記事の本題であるコーヒーと食品の食べ合わせについて紹介していく。

今回フォーカスするのは脂肪燃焼効果を促進するもの。

■アルギニンを豊富に含んだ食品

先ほど紹介したコーヒーの代表的な成分であるカフェインとクロロゲン酸は、共に脂肪燃焼を促進してくれる成分として知られている。

そして、この脂肪燃焼効果をさらに増幅してくれる成分として「アルギニン」というアミノ酸の一種が注目されている。

まずは脂肪が燃焼される仕組みを紹介。


①細胞に蓄積された脂肪が分解され脂肪酸となり、血液中に放出される

②脂肪酸が血管を通って、筋肉や肝臓細胞のミトコンドリアに運ばれる

③脂肪酸がエネルギー源として消費される

(「運動で脂肪を効率よく燃焼させるコツ」グリコ)

以上のステップで脂肪が燃焼される。

脂肪燃焼のステップを理解した上で、それぞれの成分がなぜ脂肪燃焼を促すのかについては以下の通り。


  • カフェイン|リパーゼという消化酵素を活性化させて脂肪の分解を促す
  • クロロゲン酸|脂質や糖類を燃焼させてエネルギーを産生するミトコンドリアの働きを活発にして脂質の取り込みを促す
  • アルギニン|交感神経を刺激して脂肪の分解を促すとともに、血管拡張効果のある物質がアルギニンから合成されるため、脂肪酸の運搬能力が高まりエネルギー源として利用されやすくなる。

こういった理由から、コーヒーとアルギニンを組み合わせることで脂肪燃焼効果が高まるのではないかと考えられる。

もちろん、飲むだけで痩せていく魔法の飲み物ではないから、適度な運動と組み合わせることが大切。


ということで、コーヒーの味との相性も考えて、アルギニンを豊富に含んだおすすめの食べ合わせ食品を紹介。


ナッツ類

アーモンドやカシューナッツ、くるみなどが当てはまる。

エスプレッソドリンクでは、「アーモンドラテ」があるくらいにコーヒーと相性良し。

ナッツ類はふんわりと香ばしい香りに主張しすぎない風味、コーヒーの味と喧嘩しないから食べ合わせ食品として文句なし。

ちょっとした休憩や小腹が空いた時にもつまみやすい。


●豆類

大豆やきなこ、ごまなどが当てはまる。

和菓子に使われることのある食品だから、コーヒーと共に食卓に並ぶ光景が容易に思い浮かぶ。

深煎りの濃厚なコク・苦味のあるコーヒーと甘い和菓子との食べ合わせが最高であることは想像に難くない。

でも、ダイエットが目的ならナッツ類を選択した方がいいかも?

ちなみに、アルギニンには脂肪燃焼効果だけでなくカフェインの覚醒作用の増強も期待できるのではないかという報告も挙がっている。

私が閲覧した研究はマウスを用いた試験だったから、人にどれほど効果が現れるかわからないけど、覚醒作用を期待してコーヒーを飲んでいる人もぜひ試してみてほしい。


最後に

冒頭でも話したけど、そもそもコーヒーは嗜好品だ。

好きだから・美味しいから飲む。そうした心の健康が身体に良い影響を与えてくれる。v

この記事を読んでくれた人は、日頃からコーヒーを楽しんでいる人だと思う。

だからこそ、健康への影響が気になってこの記事に行き着いたのだと思う。


幼児や妊婦さんなど、状況や場合によっては飲み方に気をつける必要があるけど、間違った飲み方をしなければ良い影響を与えてくれるという報告はたくさんある。


ぜひ今まで通り、コーヒーのある生活を楽しんでほしい。


参考

フタ付き保温タンブラー300
カフェプレス・U