コーヒーはしっかりとした苦味やコクのある飲み物ということもあって、子どもが手を出すことはほとんどない。
私自身はじめてのコーヒーは缶に入った甘いカフェオレからだった。
ただ、昔と違い今は高品質なコーヒー豆が手に入りやすくなったことから、苦味が少なくフルーティーな酸味を持った豆などが購入しやすくなっている。
また、甘くて飲みやすいコーヒーアレンジの幅も広くなっている。
今回紹介するのは、子どもも美味しく飲めるコーヒーのレシピ、「ミルク出しコーヒー」。>
ぜひ、子どもと一緒にコーヒーを楽しんでほしい。
ミルク出しコーヒーとは
コーヒー粉を水に数時間浸けて抽出する水出しコーヒー(ダッチコーヒー、コールドブリューとも呼ばれる)があるが、その水をミルクに置き換えたのがミルク出しコーヒー。
水出しコーヒーは低温で抽出するため、口当たりがクリアで甘味が感じられるマイルドなコーヒーが出来上がるけど、その反面コーヒーの苦みやコクが出にくいのが特徴であり、ミルク出しコーヒーにも同様のことが言える。
そのため、高温でコーヒーを抽出するカフェオレなどと比べるとふんわりとした優しい風味が感じられ、口当たり柔らかな味わいになる。
実際に自分でミルク出しコーヒーを作ってみたけど、カフェオレというよりもコーヒー牛乳に近い味わい。
使用する牛乳によって味わいが変わるだろうし、砂糖を加えれば甘さが増して子どもでも美味しく飲める。
ミルク出しコーヒーのつくり方
ミルク出しコーヒーは手軽に作ることができる。
水出しコーヒーと同じ要領で、挽いたコーヒー豆をミルクに浸して一晩置いておくだけ。
レシピは以下の通り。
- コーヒー豆 30g
- 牛乳 500ml
- 砂糖 8g
コーヒー豆の挽き目はお好みで。
コーヒーの風味をスッキリさせたいなら粗め、しっかりとしたコクを出したいなら細めで挽くといいと思う。
挽いたコーヒー豆をお茶パックに入れて牛乳に浸け、砂糖を入れて一晩(8時間)寝かせるだけで完成する。
使用するコーヒー豆は、個人的にはフルーティな風味が感じられるナチュラルプロセスの豆がおすすめ。
深煎りのコーヒー豆を使うとミルクのコクに負けずにしっかりとしたコーヒー感を楽しめるけど、子どもと一緒に楽しむことを考えると焙煎度は深すぎないほうがいいかも。
使用する豆の特徴や焙煎度によって味わいが変わってくるから、砂糖の量で子どもが飲みやすいように調整するといい。
もしくは、後入れではちみつやフレーバーシロップを入れても美味しく飲めるのでおすすめ。
子どもと飲むならデカフェが安心
コーヒーには有用な成分が含まれているけど、もちろん取り過ぎは身体に良くない。
育ち盛りで身体の小さい子どもであれば、少ない量であっても大人よりも影響を受けやすいことは想像できる。
例えば、コーヒーの効果として知られているものに覚醒作用があるけど、敏感な年頃の子どもが予想以上に影響を受けて生活リズムを崩してしまうということも考えられる。
こういった理由から、子どもと一緒にコーヒーを楽しむならデカフェやカフェインレスのコーヒー豆を使うと安心。
最後に
本記事では、子どもと一緒に美味しく飲めるコーヒーのアレンジレシピ「ミルク出しコーヒー」を紹介した。
手軽さもさることながら、使用する牛乳やコーヒー豆によって風味が変化する奥深さがある。
牛乳を飲むとお腹を下してしまう乳糖不耐症の人は、牛乳を豆乳に置き換えて作ってみてほしい。
また、フレーバーシロップなどを加えると一味違ったミルク出しコーヒーを楽しめるので、ぜひ子どもと一緒に好みの味を探してみてほしい。
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