コーヒー用語集 ま行

コーヒー用語集 ま み む め も

「 ま 」行から始まるコーヒー用語

  • マキネッタ
  • 「モカエキスプレス」とも呼ぶ。イタリアでよく使われ、蒸気圧でコーヒーを抽出する直火式のコーヒーメーカーである。イタリアのエンジニア「アルフォンソ・ビアレッティ」によって1933年に発明され、現在では、持ち運べる1杯用から家で気軽に使える18杯用まで、様々なサイズがある。エスプレッソマシンと比べ、マキネッタの蒸気圧が弱いので、きれいなクレマは作れないが、よりエスプレッソ本来の味わいが楽しめる。
  • マサラコーヒー
  • カレーのマサラと同じ、何種類の香辛料を用いて淹れたコーヒーである。主にシナモン、クローブ、ナツメグなどのスパイスを使用する。香辛料の風味が楽しめるのが特徴である。「インド風カフェオレ」とも呼ぶ。作り方は、鍋にコーヒー、シナモン、クローブ、ナツメグとミルクを入れて煮出して完成である。
  • マラゴジーペ
  • アラビカ種の一種で、ティピカからの突然異変種である。独特な風味があり、豆の大きさが他の品種よりひとまわり大きいのが特徴である。コーヒーノキが高くて採りにくく、生産量も低いので、希少品種の一つである。
  • マロッキーノ
  • イタリアで発祥し、エスプレッソにチョコレートシロップやココアパウダー、フォームミルクを入れたコーヒードリンクである。エスプレッソの苦味、チョコレートの甘味とココアの香りを一口で楽しめるのが味わいの特徴である。イタリア語の「マロッキーノ」は「モロッコ風」という意味である。作り方も簡単、カップにチョコレートシロップを少し入れ、エスプレッソを注いでからフォームミルクを加え、最後にココアパウダーでトッピングすると完成である。
  • マンデリン
  • インドネシアのスマトラ島北部で生産されるコーヒー豆で、アラビカ種である。深いコクと強い苦味が特徴である。
  • 未熟豆(みじゅくまめ)
  • 欠点豆の一つで、コーヒーの実が青いまま採られた豆である。混入してしまうとコーヒーの味に悪影響を与える。
  • ミディアムロースト
  • コーヒー豆の焙煎度合の3番目に浅煎りとされる焙煎度合。アメリカンコーヒーに適した焙煎度なので「アメリカンロースト」とも呼ばれる。豆の色は、アーモンドのような茶褐色である。強い酸味と弱い苦みが特徴である。まだ生豆に近い状態なので、焙煎する時に十分な水抜きが必要である。怠ると渋みが目立つ味わいになってしまう。
  • ミル
  • コーヒー豆を挽くためのコーヒー器具。手動式と電動式がある。「グラインダー」とも呼ぶ。
  • ミルクピッチャー
  • 「ミルクジャグ」とも呼ばれる。温めたミルクやクリームを入れるための容器。カフェラテやカプチーノを作る時によく使われる。注ぎ口のくちばしのような感じが特徴である。
  • ミルクフォーマー
  • 泡立てのミルクを作るために使う泡立て器である。
  • 虫食い豆(むしくいまめ)
  • 欠点豆の一つで、虫に食われてしまった豆である。穴があいていたりカビが生えているので除去しやすい。無農薬栽培のコーヒー農園でよく見られている。カビが生える可能性があるので、必ず取り除く。
  • 蒸らし(むらし)
  • ハンドドリップでコーヒーを淹れる時、お湯を注いで少し待つことである。「蒸らし」の際、豆の中に含まれるガスが出てくるので、コーヒー粉が膨らむ。ガス抜きにより、コーヒー豆の「表面積」が大きくなり、よりコーヒーの成分が抽出できる。そのため「蒸らし」は、コーヒーの美味しい成分をうまく引き出すため、不可欠な作業である。
  • ムンドノーボ
  • アラビカ種の一種である。ブルボンとスマトラからの自然交配の種類。コクがあり、酸味、甘味と苦味のバランスが良いのが特徴である。病害虫に強く、収穫量が多い。
  • 銘柄(めいがら)
  • コーヒー豆の場合、豆のパッケージに書かれ、豆の情報がわかることである。銘柄について特殊な規則はないが、主に三つのパターンがある。「産地」からの銘柄、「エリア」からの銘柄、「規格によるブランド」からの銘柄。
  • メジャースプーン
  • コーヒーの豆や粉計量するためのスプーン。サイズはメーカーによって違うが、大体コーヒーの1杯分作れる量である。
  • メッシュ
  • コーヒー粉の大きさである。または、生豆を仕分ける時に使われる「ふるい」である。
  • メランジェ
  • 「ウィンナー・メランジェ」とも呼ぶ。オーストリアでよく飲まれているコーヒードリンクである。ミルクを加えたエスプレッソの上にミルクの泡を浮かべれば完成である。ドイツ語の「メランジェ」は、ミルクを入れたコーヒー飲料という意味である。カプチーノと大体同じであるが、ミルクの泡ではなく、クリームを乗せることもある。日本の「ウィンナーコーヒー」と大きな違いがある。
  • モカ
  • イエメンとエチオピアで栽培されるコーヒー豆。フルーティーな酸味、上品な香りと苦味が少ないのが特徴である。現在、エチオピア産の「イルガチェフェ」も人気がある。
  • モカ・カリエンテ・ジャバネサ
  • メキシコのコーヒードリンクの一つ。温かいミルクココアに深煎りのコーヒーを入れ、マシュマロを載せると完成である。マシュマロに少量のココアパウダーをトッピングすることもある。
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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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