絶景ポイントや木々に囲まれた森の中で飲むコーヒーは格別です。しかし、美味しいコーヒーを飲むためには、いろいろな器具を用意しなければならず、荷物を減らしたいアウトドアでは悩みの種。
そこで今回は、コンパクトにできて持ち運びに便利な「折りたたみ式ドリッパー」を紹介します。
折りたたみ式コーヒードリッパーのメリット
キャンプや登山などのアウトドアで入れるコーヒーの味は、格別ですが、道具を増やしたくないので、インスタントコーヒーを持参する人も多いのではないでしょうか。
しかし、折りたたみ式のドリッパーであれば、荷物の悩みも解消できてカフェのような本格的なドリップコーヒーを楽しむことができます。
では、折りたたみ式のコーヒードリッパーのメリットから理解していきましょう。
【とにかく収納が楽】
折りたたみ式ドリッパーの一番のメリットは、とにかく収納が楽なことです。ほとんどの折りたたみ式ドリッパーは折りたためば厚さ数ミリ程度になるので、「どこにしまおう」などと考えなくて済みます。
また、サイズが小さいので、他のコーヒーや調理器具にスタッキングして持ち運ぶことも可能です。折りたたみ式ドリッパーは、アウトドアシーンだけでなく、自宅でもキッチンの引き出しにサッと片づけられるので、コーヒーメーカーのように場所を取ることもありません。
【雑味のないコーヒーを入れられる】
折りたたみ式ドリッパーの中でも、ワイヤーでできているものは壁面がないため、お湯を注いだときに発生するガスを適度に逃します。
そのため、雑味のない美味しいコーヒーを入れることができます。ワイヤーでできているドリッパーを使っているコーヒー専門店もあるほどです。
【種類が豊富】
折りたたみ式ドリッパーは、ワイヤーやシリコン、ステンレスなどの素材を使用しているものがあります。また、ペーパーフィルターを使うのではなく、マイクロメッシュなどを使うペーパーレスタイプもあります。
折りたたみ式ドリッパーは、デザインや色、素材、サイズが豊富に揃っているので、自分の好みで選んでみると良いでしょう。
折りたたみ式コーヒードリッパーおすすめ3選
ここでは、スポーツシーンやキャンプなどのアウトドアでおすすめの折りたたみ式ドリッパーを3つ紹介します。
・MUNIEQ(ミュニーク) 「Tetra Drip(テトラドリップ)」
ミュニークのテトラドリップは、薄いカードのようなステンレススチールのプレートを組み立てて作るコーヒードリッパーです。
畳むと厚さが1mm程度なので、薄くて軽くどんなところにでも持って行くことができます。
また、慣れるまで組み立てるのに少し時間がかかることもありますが、組み立て終わったときのフォルムはとても美しく、コーヒーを入れるときの気分も上がります。
サイズは、1.5カップと3.5カップ用があるので、人数によって選ぶこともできます。
また、専用のレザーケースも用意されているので、アウトドアシーンでもスタイリッシュにコーヒーを入れたい人におすすめです。
ミュニークのテトラドリップは、ステンレススチール素材の他にも4色展開のポリプロピレンで作られたものもあります。
・スノーピーク フォールディングコーヒードリッパー「焚火台型」
アウトドア総合メーカーのスノーピークが作ったフォールディングコーヒードリッパー「焚火台型」は、組み立てたらそのままカップの上にセットできます。
また、上からみると四角い形をしていますが、市販の円錐形のペーパーフィルターが使用できるので便利です。
カップとドリッパーの間に空間があるので、カップに注がれるコーヒーの抽出具合や量が一目でわかるメリットもあります。
アウトドア総合メーカーが作っただけあり、キャンパーの遊び心をくすぐるデザインと収納のしやすさ、手入れの簡単さが人気の秘密です。
・セリア「折りたたみコーヒードリッパー」
オシャレな商品が多いと人気の100円ショップ「セリア」からも折りたたみコーヒードリッパーが販売されています。
セリアのコーヒーやお茶用品が置いてあるコーナーに折りたたんだ状態で販売されているドリッパーは、土台部分がドリッパーの縁に引っ掛けられているだけなので、左右にずらすと上手に外れます。
また、下部の左右に突き出た4ヵ所をマグカップに引っ掛ければお湯を注ぐときの安定感もあります。
上記で紹介した他のドリッパーよりも少し折りたたんだ状態で厚みはありますが、費用対効果でみれば許容範囲です。しかし、製品の品質に少しムラがあるので、購入するときはよく製品を見比べて気に入ったものを買うようにしましょう。
キャンプでは折りたたみドリッパーで美味しいコーヒーを味わおう!
コーヒーは飲むだけでなく、粉をセットしてお湯を沸かし注ぐところから楽しむことができます。特にキャンプなどのアウトドアシーンで入れるコーヒーは、普段よりも美味しく感じます。
今までは、荷物が多くなると躊躇していた人も、折りたたみ式ドリッパーならそれほど負担に感じることはないでしょう。
ぜひ、お気に入りのドリッパーを見つけてキャンプに持参してみてはいかがでしょうか。きっと美味しいコーヒーを楽しむことができます。