コーヒーの抽出過程を「見て楽しむ」という文化は、HARIOのV60やサイフォンによって広く知られるようになりました。
お湯を注ぐと、コーヒー粉がふわりと膨らみ、香りが広がっていく——。
その“瞬間の美しさ”こそ、ガラス器具がもたらす大きな魅力です。

そんなHARIOが今回、世界のお茶専門店LUPICIA(ルピシア)とともに透明なガラスの蓋碗(がいわん)を発売しました。
蓋碗とは中国伝統の茶器で、茶葉が湯の中で開き、踊り、色づく姿を“そのまま見る”ことができる器です。
まさに 「抽出の可視化」 を追求するHARIOらしいアイテムと言えます。
■ コーヒーと中国茶に共通する「抽出の可視化」

抽出過程が見えることは、コーヒー好きにとって大きな魅力。
透明な蓋碗は、これをお茶の世界にも広げてくれます。
- 湯温による茶葉の動きの違い
- 抽出のスピード
- 水色(すいしょく)の変化
これらは、コーヒーのドリップやサイフォンにも通じる“抽出の理論”。
別ジャンルのお茶でも、抽出を観察する楽しさは変わりません。
■ HARIOらしいガラスの魅力がつまった蓋碗

今回発売された蓋碗は透明な耐熱ガラス製。
蓋・本体・受け皿の3点で構成され、茶杯として飲むことも、急須代わりに注ぐこともできます。
花茶や八宝茶のような“見て美しいお茶”を入れると、お湯を注いだ瞬間のダイナミックな変化がよく見え、
コーヒーとは異なる抽出の魅力を感じられます。
■ 器として、コーヒーシーンにも使える
蓋碗は、小鉢としてお茶請けやスイーツを盛り付けることも可能。
コーヒーと一緒にデザートを提供したい時にも、
ガラス特有の透明感がテーブルに軽やかさを添えてくれます。

■ まとめ:コーヒー好きにもおすすめしたい“抽出文化の広がり”
今回の蓋碗は、中国茶のための器でありながら、
コーヒーで育まれてきた「抽出の可視化」という価値観と強い親和性があります。
コーヒーの世界の延長として、
新しい“抽出の美しさ”を体験できるアイテムとして、
ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。





