キャンプでコーヒーを飲みながら、のんびりと景色を眺める…そんなシーンに憧れを抱く人も多いのではないでしょうか?自然の中で飲むコーヒーは美味しいに違いないと想像できることでしょう。
しかし、「豆を挽いてコーヒーを入れるって大変そう」と感じているかもしれません。
そこで今回は、キャンプでコーヒーを楽しむメリットや、コーヒーを入れるためのアウトドア向けの道具、コーヒー豆を持ち運ぶ方法やキャンプでおすすめのコーヒーの入れ方などを紹介します。
キャンプでコーヒーを楽しむメリットは
まずは、キャンプでコーヒーを楽しむメリットを見ていきましょう。
景色を見ながらコーヒーを味わえる
キャンプでコーヒーを楽しむ最大のメリットは、壮大な景色を見ながら、ゆっくりコーヒーを味わえることではないでしょうか。
自然からのパワーを感じながら飲むコーヒーは、自宅で飲む時に比べて、何百倍も美味しく感じることでしょう。
日頃の悩みや疲れも吹き飛ばしてしまうほどの、有意義なコーヒータイムになることは間違いありません。
時間を贅沢に使える
キャンプでのコーヒータイムは時間の流れがゆっくり感じるもの。仕事の休憩時間にコーヒーを飲んだ時にも、もちろんほっと一息つけますが、休憩時間はあっという間に感じるでしょう。
しかし、キャンプでは時間を贅沢に使えるため、思う存分、気の向くままコーヒータイムを楽しめます。
忙しい現代人だからこそ、時間に追われずにのんびりコーヒーを飲む時間を大事にしたいですね。
絶好のリラックスタイムになる
キャンプでコーヒーを飲みながら自然の音に耳を傾けるのもおすすめです。
鳥のさえずりや川のせせらぎ、風の音など、自然界が奏でるヒーリング音を聞くことで、心も体もリラックスできるでしょう。
コーヒーの味わいや香りによるリラックス効果も相まって、キャンプでコーヒーを飲むひとときが、絶好のリラックスタイムになりますよ。
キャンプで入れるコーヒーの準備
せっかくキャンプでコーヒーを楽しむなら、インスタントではなく自分のお気に入りのコーヒー豆を持参したいですよね。
しかし、キャンプにコーヒー豆を持参する際には、どのようなことに気をつけて持ち運べば良いのでしょうか。また、キャンプでコーヒーを入れる時におすすめとなるアウトドア向けの道具には何があるでしょう。
ここでは、キャンプで入れるコーヒーの準備について、アウトドア向けの道具やコーヒー豆の保存方法、運び方のポイントを解説します!
アウトドア向けの道具
キャンプでコーヒーを入れるためにおすすめの、アウトドア向けの道具を紹介します。
<手動式コーヒーミル>
コーヒー豆を挽くための道具です。ダイヤルで挽き具合を調整し、ハンドルを回すだけで、お好みのコーヒー粉に仕上がります。
<折りたたみ式ドリッパー>
コンパクトに折りたためる、アウトドア向けのドリッパーです。シリコン素材やプラスチック素材、ステンレスワイヤー素材などがあります。
<パーコレーター>
パーコレーターとは、上部のバスケットに直接コーヒー粉を入れ、下に入れたお湯を内臓されているパイプから繰り返し循環させ、コーヒーを抽出する道具です。
ハンドドリップで入れるコーヒーよりも、濃い味になる特徴があります。
<ケトル>
アウトドア用のケトルはお湯を沸かすための必須アイテムです。アルミ製やステンレス製、ホーロー製など素材もさまざまあります。
軽量で持ち運びのしやすさを考えるならアルミ製がおすすめです。
<保温マグカップ>
保温マグカップはコーヒーの温度をキープするのに役立ちます。素材はチタンやステンレス、ホーローなどがあり、最近ではデザイン性も高くおしゃれなものが増えています。
気温の低い冬のキャンプでも、温かいコーヒーをゆっくり楽しめますよ。
コーヒー豆の保存や運び方
コーヒー豆を持ち運ぶ時のポイントは密閉容器に入れることです。コーヒー豆は空気に触れると酸化しやすいため、風味が落ちてしまいます。
また、ジッパー付きの密閉袋での持ち運びは一見便利に思えますが豆が割れてしまいがちです。
ですから、キャンプ時のコーヒー豆の持ち運びには、プラスチック製のキャニスターがおすすめ。キャニスターはしっかりと密閉できるうえ、プラスチック製なら軽量で持ち運びしやすいのも特徴です。
こだわったコーヒーを飲むための入れ方とは
キャンプで美味しいコーヒーを入れるには、いくつかの方法があります。ここではアウトドアでも代表的で手軽さが魅力でもあるコーヒーの入れ方を2つ紹介します。
ドリップで入れる
1つ目はアウトドアでも定番のドリップで入れる方法です。マグカップにドリッパーを乗せ、ペーパーフィルターをセットし、ミルで挽いたコーヒー粉を入れたら、お湯を「の」の字に注いでいきます。
ドリップの場合は中挽きのコーヒー粉を使うのがおすすめ。細挽きにすると味が濃くなり、粗挽きにすると反対に味が薄くなります。コーヒー粉が細かいほど、お湯に接する時間が長くなりコーヒーの成分が抽出されるからです。
まずは中挽きで試したあと、お好みで挽き具合を調整すると良いでしょう。
また、お湯は95℃が雑味の出にくい、適正温度といわれています。ドリップはお湯を注ぐだけの簡単な方法ですが、豆の挽き具合やお湯の温度、お湯の注ぎ方によって味わいが変わるため、奥深さや楽しさがあります。
パーコレーターを使って入れる
2つ目はパーコレーターを使って入れる方法です。パーコレーターは上部のバスケットにミルで挽いたコーヒー粉を入れ、下部には水を入れて沸騰させるため、ケトルでお湯を準備する必要がありません。
加えて、パーコレーターの場合は粗挽きのコーヒー粉がおすすめです。なぜならバスケットにはフィルターがないため、粉が細かいと抽出する過程で粉が穴から下に落ちてしまい、雑味が出る原因になってしまうからです。
また、抽出する時には弱火で4分以内にしましょう。加熱時間が長いほど味が濃くなりますが、加熱しすぎると酸化が進み、風味が損なわれます。美味しいコーヒーを入れるためにも加熱時間には十分気をつけましょう。
パーコレーターが1つあれば、ケトルやドリッパー要らずでコーヒーが入れられるため、身軽にキャンプでコーヒーを楽しみたい人にも最適です。
キャンプでしか味わえない、極上の1杯を体験しよう
キャンプで景色を楽しみながらコーヒーを飲むことで、時間を贅沢に使えたり、リラックスできたりとさまざまなメリットが得られることがわかりました。
しかし、一度体験してみないことには、本当の意味でわからないものです。
ぜひ、今回紹介したコーヒーを入れるためのアウトドア向けの道具やコーヒー豆の持ち運び方法、入れ方を参考に、キャンプでしか味わえない極上の1杯を体験してみてはいかがでしょうか。