「コーヒーかすってもう言わせへんで!」関西企業同士のUCCとアーバンリサーチが初協業抽出後のコーヒー粉で染めたアップサイクル素材を使用したTシャツを数量限定発売!

5月17日に「URBAN RESEARCH EXPO2025 STORE」にて1970年大阪万博をきっかけに人気を博した『UCCミルクコーヒー』を模したケース入り

 UCC上島珈琲株式会社(本社/兵庫県神戸市、資本金/10億円、社長/芝谷博司、以下UCC)と株式会社アーバンリサーチ(本社/大阪府大阪市、資本金/1,000万円、社長/竹村圭祐、以下アーバンリサーチ)は、サステナビリティ領域での初協業企画として、廃棄繊維を原料とするリサイクル糸を製品全体の30%に使用し、UCCグループの外食事業の主力業態「上島珈琲店」の抽出後のコーヒー粉で染色したTシャツを、5月17日(土)に「URBAN RESEARCH EXPO2025 STORE」において、数量限定で発売します(UCC公式オンラインストアでは、先行して5月15日(木)より予約受付を開始)。1970年に大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)をきっかけに人気を博した世界初の缶コーヒーであり、発売から56年のロングセラーブランド『UCCミルクコーヒー』を模したケース入りです。また、コーヒー生豆の輸送に使われる麻袋をアップサイクルしたバッグ2型も同時発売します。

 UCCグループは「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」をパーパスに掲げ、コーヒーの新たな可能性を追求し、今までにないコーヒーの価値創造にチャレンジしています。また、「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」というサステナビリティ指針を掲げ、自然や人々をより豊かにする手助けとなる様々な活動に取り組んでいます。

 主要ブランドURBAN RESEARCH (アーバンリサーチ)をはじめとし、国内外に約190店舗を展開する株式会社アーバンリサーチは、SDGsの達成に貢献するため、頭文字が 『C』 から始まる3つのテーマを中心に取り組みを進めています。Clothing Innovation(衣類資源の有効活用)、Clean Earth(地球環境負荷の軽減)、Community Building(コミュニティの形成)を軸に、様々な取り組みを行っています。

 このたび、様々な環境・社会課題の解決に貢献するため、業界の垣根を超えて共創することで、未来につながる新たな価値を生み出していきたいという両社の想いが合致し、サステナビリティ領域での連携を開始しました。関西企業の両社による協業は、今回のプロダクトが初めての企画です。

■抽出後のコーヒー粉を活用し、廃棄繊維を原料とするリサイクル糸を一部使用したTシャツを染色

 UCCグループは、従来は廃棄されていた資源を有効活用し、可能な限り再利用する「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の考え方に基づき、事業活動を推進しています。加えて、“コーヒーを抽出した後に残るコーヒー粉”についても有用な資源と考え、アップサイクルをはじめ、様々な取り組みを行っています。

 コーヒー業界においては、かつて抽出後のコーヒー粉は、コーヒーかす、抽出かす、と呼ばれていました。しかしサステナビリティの一環として、抽出後のコーヒー粉は肥料や堆肥、バイオマスボイラー燃料への活用が進められていることを背景に、より活用促進、普及に取り組むことで、抽出後のコーヒー粉が“かす”ではなく、貴重な資源であるとの認識のもと、業界団体である全日本コーヒー協会は“かす”の呼び方は馴染まないと判断し、2022年に呼称を「抽出後のコーヒー粉」とすることを提案し、普及啓蒙に取り組んでいます。

 このたび、両社が積極的にサステナビリティ活動に取り組むなか、資源の有効活用という共通の課題に着目し、UCCグループの外食事業の主力業態「上島珈琲店」から排出された抽出後のコーヒー粉をアップサイクル素材として活用し、廃棄繊維を原料とするリサイクル糸を製品全体の30%に使用しているTシャツを染色して、発売するに至りました。

 また、UCCは1969年に世界初の缶コーヒーを開発・発売しましたが、発売当初はなかなか売上が伸びませんでした。しかし翌1970年3月から大阪で開催された「日本万国博覧会」に来場した多くの人の目にとまり、大阪万博をきっかけにヒットし、その後全国に広がりました。一方、アーバンリサーチは2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)へ出店していることから、現在展開している『UCCミルクコーヒー』のパッケージを模したケースにTシャツを入れて販売します。

 さらに、コーヒー生豆を輸送する際に使用していた麻袋をアップサイクルしたバッグ2型も同時に発売します。

 今回の取り組みは、コーヒー業界とファッション業界がもつそれぞれの課題の解決に向けた協働であり、ステークホルダーのみなさまにも、コーヒーやTシャツという身近な存在から、資源の有効活用を未来につながる取り組みとして考える一つのきっかけになればと考えています。

 UCCグループは「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」というサステナビリティビジョンのもと、持続可能な社会の実現に向け、UCCグループならではのサステナビリティ活動をステークホルダーのみなさまとの協働と共創により推進してまいります。

販売概要

<Tシャツ>

 
 
 
発売日・予約受付日・URBAN RESEARCH EXPO2025 STORE:2025年5月17日(土)    ・UCC公式オンラインストア:2025年5月15日(木)15:00より予約受付開始   ※数量限定につき、UCC公式オンラインストアでは予約期間中に完売する場合がございます。
名称・希望小売価格CHA SHIBAKO TEE (UCCミルクコーヒーコラボパッケージ) 8,500円(税抜)
販売場所           ・URBAN RESEARCH EXPO2025 STORE(大阪市此花区夢洲中一丁目地先S74 ウォータープラザマーケットプレイス西)・UCC公式オンラインストア: https://store.ucc.co.jp/item/oth1100001.html    ※販売店舗は予告なく変更する場合がございます。
内容                Tシャツ サイズ 4 / 5 / 6 (4でメンズMサイズ相当) ∟株式会社アーバンリサーチの廃棄繊維を原料に含む、リサイクル糸を製品全体の30%に使用したTシャツ(※)を抽出後のコーヒー粉で染色。※株式会社アーバンリサーチの、繊維を中心にサーキュラーエコノミーの実現を目指す「commpost」のTシャツを使用しています。 ∟『UCCミルクコーヒー』を模したケース入り
  制作協力コーヒー染め:株式会社艶金 https://www.tsuyakin.co.jp/https://kurakin-jp.com/

<麻袋バッグ>

  
 
発売日・予約受付日・URBAN  RESEARCH EXPO2025 STORE:2025年5月17日(土)   ・UCC公式オンラインストア:2025年5月15日(木)15:00より予約受付開始   ※数量限定につき、UCC公式オンラインストアでは予約期間中に完売する場合がございます。
名称・希望小売価格・LUNCH  KINCHAKU BAG 7,000円(税抜) (画像左)・BOTTLE BAG 6,000円(税抜) (画像右)
販売場所・URBAN  RESEARCH EXPO2025 STORE(大阪市此花区夢洲中一丁目地先S74 ウォータープラザマーケットプレイス西)・UCC公式オンラインストア:∟LUNCH KINCHAKU BAG(巾着バッグ):https://store.ucc.co.jp/item/oth1100002.html ∟BOTTLE BAG(ボトル用バッグ):https://store.ucc.co.jp/item/oth1100003.html    ※販売店舗は予告なく変更する場合がございます。
内容コーヒーの生豆輸送に使用した麻袋を再利用したバッグ   ※麻袋のデザインによって、絵柄が異なります。製作協力ギャレット株式会社 https://www.gallet.co.jp/company/SToLY inc. https://www.stoly.jp/

<参考>

■UCCグループの抽出後のコーヒー粉の活用例

・コーヒー飲料の製造工程において、抽出後のコーヒー粉を「バイオマスボイラー」で燃やすことで、その際に出る蒸気のほとんどをコーヒー抽出用のお湯を沸かすことに利用。この取り組みにより、従来であればお湯を沸かす際に化石燃料を使う通常のボイラーよりも大幅にCO2を削減。

・UCC群馬工場では、排出した食品廃棄物を肥料・飼料の原料として活用することで資源を有効活用し、農畜水産物を生産する循環型モデルを採用している。

・外食事業の「上島珈琲店」では、上島珈琲店ブレンドの抽出後のコーヒー粉をアップサイクルトレイに活用。(一部店舗で使用)

・社員用の名刺に抽出後のコーヒー粉を使用した再生紙を活用。

■『UCC ミルクコーヒー』誕生について

 世界初の缶コーヒーを開発したのは、UCCグループ創業者の上島忠雄。喫茶店でコーヒーを飲むスタイルが一般的だった時代から、コーヒーをいつでもどこでも手軽に飲めるものにしたい、という強い思いを抱いていました。

 ある時、上島は駅の売店で冷蔵の瓶入りコーヒー牛乳を購入するも、発車ベルが鳴り、当時は瓶を売店に返す決まりだったため、飲み残して瓶を返却せざるを得ませんでした。

この体験が、常温長期保存が可能で、車内などにも持ち運びができる“缶入り”のアイデアを閃かせ、自らが中心となり開発を開始しました。

 ところが、製品化には多くの困難を伴い、コーヒーとミルクの分離、高温殺菌による風味の変化など、専門家の協力を得ながら試行錯誤を繰り返しました。

 特に、缶に含まれる鉄イオンとコーヒー成分のタンニンが結合し、コーヒーが真っ黒に変色するという難問には、製缶会社との取り組みにより、缶の内側に特殊コーティングをする技術を開発しました。

結果、いつでもどこでも手軽に飲める新しい飲用スタイルや、安定的な品質保持にこだわり、缶にコーヒーを詰めただけではなく、流通商品としての価値を生み出した缶コーヒーが誕生しました。

 UCCが世界初の缶コーヒー『UCCコーヒーミルク入り(当時の製品名)』を発売したのは、1969年4月。当初なかなか売上は伸びなかったものの、翌1970年3月から大阪で開催された「日本万国博覧会」で来場した多くの人の目にとまり、その後全国に広がりました。時代とともに変化する嗜好に合わせてリニューアルし、2019年に10代目を発売、現在に至っています。

 発売当初から一貫して茶色・白色・赤色の3色を使用しており、「三色缶」の愛称で親しまれています。発売50周年の2019年には、これらの色の組み合わせがUCCミルクコーヒー』を想起させる高い識別性を有すると認められ、特許庁により「色彩のみからなる商標」(登録番号:第6201646号)として登録されました。


 2025年4月には、1969年発売当時の味覚とパッケージをアレンジ・再現した『UCCコーヒーミルク入り 缶250g』(以下、復刻缶)を数量限定で発売しました。

1970年大阪万博会場内で飲まれる様子
1970年大阪万博会場内で飲まれる様子
1969年発売当時の缶
2025年4月に発売した復刻缶

<歴代パッケージ(左から古い順)>

①1969年 ②1978年 ③1981年 ④1986年 ⑤1993年 ⑥2000年 ⑦2001年 ⑧2003年 ⑨2010年 ⑩2019年

関連URL

・未来に繋がる“すごい”をシェアするURBANPAKU(アーバン博): https://expo.urban-research.co.jp/

・アーバンリサーチのサステナビリティ :https://www.urban-research.co.jp/company/sdgs/

・アーバンリサーチ「commpost」 :https://www.urban-research.co.jp/special/commpost/

・『UCCミルクコーヒー』ブランドサイト:https://www.ucc.co.jp/milk-coffee/

・UCCサステナビリティチャレンジ(上島珈琲店における新たなサステナビリティの取組み紹介):

https://www.ucc.co.jp/company/sustainability/challenge/240422_ueshimacoffeeshop.html

・抽出後のコーヒー粉の活用方法: https://www.ucc.co.jp/company/research/residue/

・UCC公式オンラインストア:https://store.ucc.co.jp/

【本件に関する一般のお客さまからのお問い合わせ先】

・製品(販売するTシャツ、麻袋バッグ)について

URBAN RESEARCH EXPO2025 STORE

〒554-0044 大阪市此花区夢洲中一丁目地先S74 ウォータープラザマーケットプレイス西

TEL:06-6147-2407

営業時間:9:00~21:00

※商品のお取り置き、他店舗へのお取り寄せ、店舗からの通販はお断りさせていただきます。

・UCC公式オンラインストアでの販売について

https://store.ucc.co.jp/apply.html?id=APPLY1

・UCCミルクコーヒーについて

UCC上島珈琲株式会社 お客様担当

TEL:078-304-8952

WEB:https://www.ucc.co.jp/customer/

(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000221.000074056.html


UCC ミルクコーヒー 復刻缶 缶コーヒー 250g×30本【ケース】


Amazonのアソシエイトとして、売上の一部がコーヒーステーションに還元されることがあります。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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