ネスレ最大のコーヒーブランドの「ネスカフェ」は、コーヒー栽培をさらに持続可能なものとする包括的な計画「ネスカフェ プラン2030」の概要を10月4日(火)に発表しました。同ブランドは、コーヒー生産者と協力して、生産者の再生農業への移行を支援するとともに、「ネスカフェ プラン」下で過去10年間にわたって行ってきた取り組みを加速させます。
取組み詳細
「ネスカフェ プラン2030」に10億スイスフラン以上(日本円にして約1470億円)を2030年までに投資する予定だそう。
再生農業とは
再生農業とは、土壌の健全性と肥沃度を高め、水資源や生物多様性の保護を目指す農業のアプローチです。健全な土壌は気候変動の影響に強く、収量を増やすことができ、生産者の生活向上を後押しします。ネスカフェでは、支援として以下を実施します。
- 研修
- 技術支援
- 高収量のコーヒー苗木提供
ネスレの立てる目標
- 2025年までに責任ある方法で調達されたコーヒーを100%使用
- ネスレの主要原材料に関する長期的目標の一環として、2025年までに20%、2030年までに50%、再生農法によるコーヒー豆を調達
再生農業による温室効果ガス排出量削減
再生農業はまた、大気中の二酸化炭素レベルの引き下げや温室効果ガスの排出削減にも寄与しています。
「ネスカフェ」が目標とするのは、2030年までに温室効果ガス排出量を半減し、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするというネスレの『ゼロネット コミットメント』への貢献です。
さらに同ブランドは、生産者、供給業者、パートナーと協力して、農地の保護、生物多様性の強化、森林破壊防止を支援します。また同ブランドは、生産者が自分たちのコーヒー農園やその周辺に2,000万本以上の植林を行うことを支援する予定です。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000293.000004158.html
https://www.nestle.com/media/pressreleases/allpressreleases/sustainable-coffee-nescafe-plan-2030