コーヒーには、カフェラテやエスプレッソ、アイスコーヒーなど多くの飲み方がありますが、お酒を加えてカクテルとして楽しむ方法もあります。
今回は、大人なコーヒーアレンジを楽しむためにカクテルの種類や作り方を紹介します。お酒が弱い人でも楽しめるレシピもあります。
コーヒーカクテルって?
一言にコーヒーカクテルといっても、コーヒーの使い方はさまざまです。ここでは、コーヒーの使用方法を紹介します。
【入れたコーヒーを使う】
普段と同じように入れたコーヒーでお酒を割って飲む方法です。ポイントは、お酒や他の素材に負けないような深煎りのコーヒー豆を使って少し濃い目にコーヒーを入れること。もちろん、味の好みもあるので、浅煎りでも問題ありません。
【コーヒーリキュールを使う】
アルコール度数の強いラム酒やテキーラなどの蒸留酒にコーヒーの風味をつけたリキュールを使って作るカクテルも人気です。
例えば、コーヒーミルクのように甘くて飲みやすいカルーアミルクは、サトウキビの蒸留酒で作られたカルーアという名前のリキュールを使ったカクテルです。コーヒーカクテルは、程度の差こそあれ甘みがあるのが特徴です。
【コーヒー豆を使う】
コーヒー豆を、そのままお酒に漬け込んで風味を楽しむ飲み方もあります。
他にも、南イタリアで食後によく飲まれるサンブーカコーヒーというカクテルは、サンブーカというリキュールに3粒のコーヒー豆を入れて作るカクテルで「健康」「幸福」「繁栄」を意味しています。
おすすめのコーヒーカクテル7選
ここでは、代表的なコーヒーカクテル7つのレシピを紹介します。
【アイリッシュコーヒー】
代表的なコーヒーカクテルの一つに「アイリッシュコーヒー」があります。アイリッシュコーヒーは、その名のとおり、アイルランドが起源で、飛行機の燃料補給中に極寒の中で待つ乗客のために作られたとされています。
材料
深煎りのコーヒー100ml、アイリッシュウィスキー 10ml、ブラウンシュガー 10gもしくは角砂糖 1個、生クリーム お好みの量(ドロッと流れる程度の固さにホイップする)
レシピ
1.コーヒーを100ml抽出する
2.温めたグラスに砂糖を入れる
3.上から砂糖を溶かすようにコーヒーを注ぐ
4.アイリッシュウィスキーを注ぐ
5.半立ての生クリームを乗せる
シナモンやナツメグ、カルダモンなどの香辛料をトッピングするのもおすすめ!
【エスプレッソマティーニ】
エスプレッソマティーニは、世界で最も高い影響力を持つバーテンダーの一人だったディック・ブラッドセルが、若い女性の「飲むだけで一気に目が覚めて酔っぱらえる飲み物を」とのリクエストから作られたとされています。
材料
ジンのようにドライでクリアなウォッカ 50または60ml、エスプレッソ 30ml、カルーアなどのコーヒーリキュール 15または20ml、シロップ 7.5ml
レシピ
1.すべての材料と氷をカクテルシェーカーに入れてシェイクする
2.冷えたグラスにシェイクしたカクテルを注ぐ
3.コーヒー豆を3粒ほど乗せる
【ブラックルシアン】
食事後に楽しむカクテルとして考案されたブラックルシアンは、デザートの代わりとして女性にも人気の甘口カクテルです。ただし、アルコール度数は高いので、飲みすぎには注意してください。
材料
ウォッカ 30または40ml、カルーア 20または30ml
レシピ
1.氷を入れたロックグラスにウォッカを注ぐ
2.カルーアを注ぐ
3.バースプーンで軽く混ぜて冷やす
ブラックルシアンに生クリームをフロートすれば、ホワイトルシアンになります。
【カフェ・トロピカーナ】
夏におすすめのカフェ・トロピカーナは、コーヒーにリキュールと炭酸を加えた大人のカクテルです。
材料
深煎りのアイスコーヒー 100ml、生クリーム 20ml、ダークラム酒 3または5ml、炭酸水 100ml、シュガーシロップ 20ml、氷
レシピ
1.ミキサーにアイスコーヒー、ダークラム酒、シュガーシロップを入れて混ぜる
2.氷を入れたグラスに1を注ぐ
3.グラスに炭酸水を注ぐ
ミキサーにかけない作り方もあります。
【カルーアミルク】
「大人のカフェオレ」ともいわれているカルーアミルクは、甘いコーヒー牛乳のようで女性に人気のカクテルです。
材料
カルーア 30ml、ミルク 90ml、氷
レシピ
1.グラスに氷を入れて冷やしておく
2.グラスにある水を捨ててカルーアとミルクを入れる
3.バースプーンでかき混ぜて出来上がり
カルーアとミルクの割合は1:3と覚えておくと作りやすいでしょう。お好みで生クリームを乗せることや、かき混ぜず層にして楽しむのもおすすめです。また、冬はホットカルーアミルクで楽しむのも良いでしょう。
【カフェ・コレット】
イタリアが発祥のカフェ・コレットは、ブランデーやウィスキー、サンブーカ、グラッパなどのお酒を使って作ります。
食後酒として夏はアイス、冬はホットで楽しまれていますが、ここでは、ホットのレシピを紹介します。
材料
深煎りのコーヒー 100ml、ブランデーやウィスキーなどお好みのお酒 10ml(ほんの少しでも香ります)、ホイップクリーム 30ml
レシピ
1.カップにコーヒーを入れる
2.お好みのお酒を入れる
3.ホイップクリームを乗せて出来上がり
【カフェ・コン・セルベッサ】
「ビールとコーヒーが好き!」という人におすすめなのが、カフェ・コン・セルベッサです。スペインのバルで古くから親しまれているコーヒーカクテルのカフェ・コン・セルベッサは、自宅でも簡単に作れます。
材料
コーヒー 100ml、黒ビール 100ml
1:1の割合になるように用意しましょう。
レシピ
1.冷えたグラスにビールを注ぐ
2.コーヒーを注いで出来上がり
黒ビールを使うと濃厚な味わいが楽しめます。
休日はコーヒーカクテルでまったりと過ごす!
コーヒーとお酒は、とても相性の良い飲み物です。その証拠にコーヒーを使ったカクテルは、100種類以上あるといわれているほどバリエーション豊富です。
今回は、自宅でも簡単に作れるレシピを紹介しましたが、コーヒーとお酒の種類や分量を変えたりしてオリジナルのカクテルを作ってみるのも楽しいでしょう。
ぜひ、お気に入りの1杯を見つけて、休日のひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。