玄米コーヒーとは、どのような飲み物かご存じでしょうか?
実は名前にコーヒーと付いていますが、コーヒーは一切入っていないのです!100%玄米で作られており、コーヒーのような見た目や味じわいから、玄米コーヒーと名づけられました。
今回は玄米コーヒーの基礎知識や選び方について詳しく紹介します。
コーヒーを飲み過ぎてしまったかな?という日や夜のお供、また妊娠中のカフェタイムに玄米コーヒーはいかがでしょうか。
玄米コーヒーって何?
玄米コーヒーとは、玄米を遠赤外線でじっくりと焙煎して黒焼きしたものです。
黒焼きとは空気を遮断して、真っ黒になるまで加熱する方法のことで、日本では古くから民間療法として用いられてきました。
玄米を黒焼きにすることでもともと備わっている栄養素以外に、玄米ポリフェノールやミネラルが新たに生まれるため、病気を改善する妙薬として使用されていたのです。
コーヒーと名前は付いていますが、玄米100%で作られており、限りなくコーヒーに近い味わいを持っています。
コーヒーにはない玄米の香りや甘み、黒焼きにすることで生まれた香ばしさが、心地良い味わいに導いてくれるでしょう。
また玄米コーヒーはノンカフェインなので、子どもや高齢者はもちろん、妊娠中や授乳中の方でも安心して飲めます。
カフェインが入っていないので食後や睡眠前など、時間を気にせずリラックスした時間を過ごせます。
玄米コーヒーの効能
玄米コーヒーの原料である玄米には、40種類以上の栄養素が含まれています。
中でも注目なのが「ファイトケミカル」と呼ばれる成分で、さまざまな病気の元になる活性酸素を取り除き、健康へと導いてくれます。
玄米コーヒーにはどのような効能があるのか、さらに詳しく確認してみましょう。
・体を温める
玄米コーヒーには血流をよくする「ビタミンE」や代謝をよくする「ビタミンB」などが含まれているので、体を温める効果が期待できます。
また玄米を黒焼きにすると体を芯まで温める効果が生まれるため、冷え性の人におすすめです。
特に妊娠中は血流が悪くなりやすいので、体を温める効果は嬉しいポイントといえます。
・便秘改善
玄米コーヒーには食物繊維が豊富に含まれているので、便秘解消に効果があるといわれています。
特に妊娠中はホルモンバランスの変化によって便秘になりやすいため、食物繊維が豊富に含まれている玄米コーヒーはおすすめです。
しかし飲みすぎるとお腹が緩くなる恐れがあるため、1日1~2杯を目安に飲むようにしましょう。
・デトックス効果
玄米コーヒーには体の老廃物を体外へ排出するデトックス効果が期待できます。
「フィチン酸」と呼ばれる排毒排出効果のある成分が含まれており、体を内側からきれいにしてくれます。
・生活習慣病やがん予防
玄米に含まれる「アラビノキシラン」「イノシトール」などの成分が細胞の活性化、肝機能・動脈硬化・高脂血症の改善などに効果があるといわれています。
ほかにも抗がん作用のある成分も含まれていて、健康が気になる人にもおすすめです。
玄米コーヒーの選び方
玄米コーヒーにはさまざまな種類があるため、どのように選べばよいか悩む人もいるでしょう。
ここからは玄米コーヒーの選び方について紹介します。
玄米コーヒーの抽出方法から産地などのこだわりまで紹介しているので、自分の好みに合った玄米コーヒー選びの参考にしてみてくださいね。
・粉末タイプ
カップに粉末を入れてお湯を注ぐだけで完成するため、気軽に玄米コーヒーを楽しめます。
お湯の量を調整するとアメリカンでも、エスプレッソでも楽しめるので、その日の気分で味わいを選びたい人におすすめです。
ほかにも粉末タイプはケーキやクッキーなどのお菓子作りに使用でき、家庭で簡単にコーヒー味のお菓子を作れます。
・ドリップタイプ
コクと香りを存分に楽しみたい人はドリップタイプがおすすめで、飲む前から部屋中にコーヒーの香りが漂い、心地よい空間でリラックスできます。
しかし持ち運ぶには不便なので、自宅で玄米コーヒーを飲みたい人におすすめの抽出方法です。
・ティーパックタイプ
持ち運びに便利なティーパックタイプは水だし可能なものもあるので、水筒やペットボトルに入れて外出先でも玄米コーヒーを楽しめます。
粉末タイプとドリップタイプの中間ぐらいの味わいで、手軽に玄米コーヒーを楽しみたい方向けです。
・産地や原料にこだわる
玄米はさまざまな地域で作られているので、産地や製造方法にこだわるのもよいでしょう。
栄養豊富な玄米でも、大量の農薬を使用して作られた玄米だと魅力も半減してしまいますよね。
「日本製」や「オーガニック」など、こだわって作られた玄米を使用すると安心して玄米コーヒーを味わえます。
玄米コーヒーで健康週間!
玄米コーヒーはコーヒーにはない香りや甘さを楽しめることが特徴です。
ノンカフェインなので子どもから高齢者まで、世代を問わず楽しめます。
妊娠中や授乳中はカフェインを控えるためにコーヒーを飲まない人もいますが、玄米コーヒーなら毎日飲んでも問題ありません。
ほかにも血行促進や便秘などの健康への影響も期待でき、内側からきれいを目指せます。
抽出方法や産地など自分の好みに合った玄米コーヒーを選んで、甘美のひとときを味わってみてはいかがでしょうか。