毎年数量限定で幻のコーヒーを販売!レユニオン島のコーヒーとは?

毎年数量限定で幻のコーヒーを販売!レユニオン島のコーヒーとは?

近年コーヒーのサードウェーブの影響で、高品質な豆だけを使用した「スペシャルティコーヒー」を楽しむ方が増えていますが、毎年数量限定で発売される「幻のコーヒー」があるということをご存知でしょうか?

とても高価で、こだわりのある上品なパッケージからも、なんとも言えない高級感が漂っています。しかも、香りを封じ込める特別なアルミボトルに入れられたコーヒー豆は、焙煎から24時間以内に閉じ込めたものなのだとか。

ちなみにこの「幻のコーヒー」はレユニオン島でしか生産しておらず、希少価値の高いコーヒーと言われています。ただ、生産地を聞いてもピンとこず、「え?レユニオン島ってどこにあるの?」と疑問ですよね。

そこで今回はこの「幻のコーヒー」の生産地や、誕生した歴史、コーヒーの特徴などをご紹介します!

幻のコーヒーって何?レユニオン島ってどこにあるの?

幻のコーヒーって何?レユニオン島ってどこにあるの?

いきなりですが、幻のコーヒーとは、UCC上島珈琲株式会社が毎年1年に1回、数量限定発売している「ブルボンポワントゥ」という名前のコーヒー豆のこと。

超高級豆とも言われていて150gで1万2000円もするのだとか!しかし、高価な価格設定にも関わらず毎年即完売しているのです。そもそも、幻のコーヒーが栽培されているレユニオン島とはどこの国なのでしょうか?

レユニオン島はフランスの海外県で、場所はマダガスカル島から東に800㎞離れた、インド洋の真ん中に浮かぶ火山島です。沖縄本島の約2倍の大きさで、人口は約84万人。世界でも最も活発な火山が2つもあるレユニオン島ならではの景観は、絶景そのもので「フランスのハワイ」なんて言われることも。

2010年には世界遺産として登録され、その景色を一目見たいと注目を集めています。そんなレユニオン島ですが、もともとは「ブルボン島」と呼ばれていたのです。「ブルボン??コーヒーと同じ名前??」と、気づいた方もいるのでは?

それでは、ここからは幻のコーヒー「ブルボンポワントゥ」がどのようにして誕生したのか、もう少し深堀りしていきましょう。

「ブルボンポワントゥ」誕生の歴史

「ブルボンポワントゥ」誕生の歴史

フランス・ルイ王朝が愛した「幻のコーヒー」の誕生
時代背景はレユニオン島が、まだ「ブルボン島」と呼ばれていた1715年までさかのぼります。はじまりは、フランスがアラビア半島南部の国「イエメン」からブルボン品種のコーヒーの苗木を移植し、栽培を始めたことがきっかけでした。

当初はコーヒー豆を栽培して、王族貴族に献上していたという話も。そんな中、1771年のある日、島の住人の苗床で突然変異したブルボン種を発見。その突然変異した豆こそが、フランス・ルイ王朝も愛したコーヒー「ブルボンポワントゥ」なのです。

その後、ブルボン島はコーヒーの生産が拡大し、18世紀半ばにはブルボン島の産業を支えるほどまでに大きく成長しました。しかし、サイクロンと呼ばれる台風のような自然災害が度々起こり、コーヒー樹を失うなど大打撃を受けます。

そして19世紀前半にコーヒー栽培は衰退。1942年の輸出記録を最後に商業生産は途絶えました。これが「幻のコーヒー」と呼ばれる由縁となったのです。

再生プロジェクトで絶滅から復活
その後、どこの国でも「ブルボンポワントゥ」は栽培されることなく、「幻のコーヒー」として言い伝えられてきました。

しかし、1999年に幻のコーヒー種の再生をかけて、UCC上島珈琲株式会社の社員が立ち上がり、レユニオン県庁や現地の研究機関と再生プロジェクトを結成。7年におよぶ調査と研究の結果、本格的な収穫に成功することができたのです!

そして、2006年末から2007年1月にかけて、「ブルボンポワントゥ」の再生実現を達成。2007年に初めて日本での独占発売を行いました。それ以来、毎年数量限定で同年に収穫されたコーヒー豆を予約販売し、あっという間に完売してしまうほどの大人気商品となったのです。

「ブルボンポワントゥ」の特徴や味わいについて

「ブルボンポワントゥ」の特徴や味わいについて

これまで「ブルボンポワントゥ」の生産地や誕生についてお伝えしてきましたが、「幻のコーヒーって一体どんな味なの?」「そんな高級豆なら他の豆との特別な違いがあるのかな?」と気になっている方も多いのでは?

ここでは、「ブルボンポワントゥ」のコーヒー豆の特徴や、味わいについて紹介します!

コーヒー豆の特徴について
「ブルボンポワントゥ」は大規模農園ではなく、小規模農園で、全て手作業で栽培されています。一粒一粒ていねいに収穫されたコーヒー豆の形は、通常のコーヒー豆と比べて豆の先端部分が尖っているのが特徴。

ちなみに「ポワントゥ」とは、フランス語で「尖ってる」という意味。コーヒーの名前にも豆の特徴が表れていたんですね。また、カフェイン量にも注目すべきポイントが。現在流通しているアラビカ種のコーヒー豆と比較すると約半分のカフェイン量となっています。

「コーヒーを飲みたいけれど、カフェインの摂り過ぎが気になる」という方にもおすすめですよ。

コーヒーの味わいについて
フルーティーで華やかな香りとクセがないクリアな酸味が特徴。上品でみずみずしい香りと味わいは、まさに「王様のコーヒー」といったラグジュアリー感を味わえますよ。

また、温度によって味わいが変わるというのも魅力のひとつ。アイスとホット、両方を飲み比べてみることで、より豊かな味の深みを感じられることでしょう。

幻のコーヒー「ブルボンポワントゥ」で特別な一杯を

今回はレユニオン島で生産されている幻のコーヒー「ブルボンポワントゥ」について、お伝えしました。

再生プロジェクトで絶滅から復活を遂げた、いわば「奇跡のコーヒー」と言っても過言ではないかもしれません。作り手の想いが詰まった、人間の温かみさえ感じる、希少価値の高いコーヒー。

ぜひ、あなたも特別な一杯を堪能して、リッチな一時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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