GOOD COFFEE FARMSは、コーヒー生産の過程で歴史的に廃棄されてきたカスカラ(コーヒーチェリーの果皮)やコーヒーノキの廃材をアップサイクルした商品をこれまで販売してきました。2022年3月に立ち上がった『UP FOOD PROJECT(アップサイクルで食の持続可能性をUPdateする共創プロジェクト)』にも参加し、パートナー企業とさらなる未利用資源のバリューチェーン構築を模索しています。
その中で、UP FOOD PROJECT内の賛同企業6社が集まり、アップサイクル商品でコーヒー産業のゼロ・ウェイストおよびコーヒー生産者の収入向上を目指す『UP COFFEE CHALLENGE』が2023年3月1日に始動しました。
■展示会概要
■商品詳細
・コーヒーかすのコースター、カトラリーレスト(fabula×GOOD COFFEE FARMS×艶金)
GOOD COFFEE FARMSの店舗でドリップした後のコーヒーかすを、艶金で染色材料として使用し、染色後に残ったコーヒーかすを、東京大学発ベンチャーのfabulaが保有する熱圧縮技術によって、コースターとカトラリーレストにアップサイクルしました。
廃棄されるコーヒーかすを、染色、熱圧縮というように、多段階に有効活用する「マルチステップ・アップサイクル™」に挑戦しました。
・コーヒー染めブックカバー(艶金×GOOD COFFEE FARMS×fabula)
GOOD COFFEE FARMSの店舗でドリップした後のコーヒーかすを、布をコーヒー色に染める ”染料” として利用することで、ブックカバーにアップサイクルしました。
染色業界でサステナブルな取り組みを進める艶金が「もったいない」という環境配慮への熱い想いから独自に開発した「のこり染」と呼ばれる染色方法(農林水産省「食品産業もったいない大賞」受賞)で染めています。
染色後に残るコーヒーかすを、fabulaで熱圧縮することでコースターやカトラリーレストへとアップサイクルしています。
その他商品詳細は以下のリンク先よりご覧いただけます。
■UP FOOD PROJECTについて
株式会社コルが運営する、アップサイクルで食の持続可能性をUPdateする共創プロジェクト。パートナー企業同士の連携によって未利用資源のバリューチェーン構築に取り組んでいます。
開始1年でパートナー数は33社にまで拡大。上場企業からスタートアップまで規模を問わず、業種も食関連の他に、アパレル・製紙業界など多岐に及びます。
■GOOD COFFEE FARMSについて
「Coffee Changeing The World(コーヒーで世界を変えよう。)」をスローガンに掲げ、コーヒーの小規模農家に、高品質スペシャルティコーヒーを生産・精製するために必要な機器や知識、マーケットアクセスを提供し、彼らと一緒につくったコーヒーを日本および世界のロースターや消費者に直接届ける事業を行っています。
この事業を通して、これまで価格決定力を持たなかった小規模農家が自ら付加価値の高い商品を作り出しフェアな価格を得られる仕組みを作ること、さらに水も電気も燃料もいらない自転車脱穀機の開発や日本式ビニールハウスでの乾燥プロセス導入で環境負荷を削減することにより、生産国の社会課題解決を図っています。そして、消費国では、低環境負荷かつ倫理的な商品を購入できる仕組みを整えています。
(画像はプレスリリースより)
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