コーヒーにこだわりたい人はネルドリップを試してみよう!

※本記事は2021年12月16日に公開された記事を再編集して掲載しています。

コーヒーにこだわりたい人はネルドリップを試してみよう!

コーヒー好きな人には、コーヒーを飲むことだけではなく『自分でコーヒーを入れる』ことも楽しみに感じている人も多いようです。

奥深いコーヒーの世界を知ると、もっとこだわったコーヒーを求めたくなるのも自然なことなのかもしれません。

そこで今回は、ネルドリップの特徴について、ペーパードリップと比較しながら紹介します。

ネルドリップの抽出について

ペーパードリップで、コーヒーを抽出するフィルターに使われているのは、ご存じの通り『ペーパー(紙)』です。

では、ネルドリップで、コーヒーを抽出するフィルターに使われているのは何かわかりますか?

ネルドリップに使われているのは「ネル生地」です。

ネルシャツなどにも使われる暖かい手触りの起毛の布と言えば、すぐにお思い浮かぶ人も多いでしょう。

挽いたコーヒー粉を中に入れ、お湯をかけて抽出する方法はペーパードリップと同じなのですが、ネルドリップの方が歴史も古く、最高の1杯を味わえる抽出方法と表現されたりすることからも、多くのコーヒーファンをうならせてきた抽出方法であることはまちがいないようです。

ネルドリップの特徴には、フィルターを使い捨てるのではなく、水洗いしながら繰り返し使えるという点もあります。

サスティナブルな暮らしが注目されている今、ネルドリップコーヒーは古くもあり、最も時代に即した存在と言えるのかもしれませんね。

そして、ネルフィルターを大切に扱うことは、おいしいネルドリップコーヒーを飲むためにも重要だと言えます。

コーヒーを入れた後の粉を捨てたら、ネル地に裏表両方から水をかけ、古いコーヒー粉が残らないように流水でしっかりと洗い流しましょう。

その後は、きれいな水を張ったタッパーに浸し、毎日水を取り替えながら冷蔵庫で保管すればOKです。

フィルターは、30回ほど使ったら、または目に見えてろ過のスピードが落ちてきたなと感じたら、その頃が交換時期と考えましょう。

新しいネルフィルターを下ろしたら、コーヒー液で10~15分間煮沸してから使い始めると布についた糊も落ち、コーヒーをあらかじめなじませておくことができますよ。

ペーパーフィルターとネルフィルターの違い

ペーパーフィルターとネルフィルターの違い

自宅でドリップコーヒーを飲む習慣がある人に「コーヒーを自分でドリップして飲んでみたいと思い立った時、初めて手に入れたフィルターは何ですか」と問いかけたなら、ほとんどの人からはきっと「ペーパーフィルター」という答えが返ってくることでしょう。

カフェだけでなく、普通のスーパーでもよく見かけるほど身近にあり、最も簡単に手に入りやすいのがペーパーフィルターだからです。

また、さらに言うなら、癖がなく初心者にも取りかかりやすい手軽なドリップという点も大きな理由に挙げられます。

一方、ネルドリップはというと、いきなりネルドリップから始める人は少ないと考えられ、まずはペーパーフィルターでドリップを経験し、さらに探求心を持って進んだ先でネルフィルターを手に入れた、という人が多いのではないでしょうか。

ネルフィルターは、ドリップコーヒーを知ったうえで手に入れたくなる存在、ということですね。

使い捨てではなく繰り返し使う自分のフィルターで、手間暇かけてコーヒーを入れるという「こだわり」をも満たしてくれるのは、ネルドリップの持つ大きな魅力かもしれません。

【ネルドリップでは豆の味はどう抽出される?】

もちろん、ネルドリップにこだわる第1の理由は、ネル地で濾されて抽出されるコーヒーの味にあります。

ペーパーフィルターを使って入れたコーヒーの特徴はよく『すっきりとした味わい』と表現されます。これは、ペーパーフィルターで入れたコーヒーでは、細かいフィルターの繊維が雑味と共にコーヒーオイルまで濾し取ってしまうためです。

けれども、ネルのきめ細やかな生地を通ってゆっくりと濾されたコーヒーは、コーヒーオイルを含むなめらかな口当たりで、引き立つ香りやコーヒー豆が本来持っている酸味・渋味・苦味などの風味を失わず、コクのある深い味わいになります。

ネルドリップでは、ペーパーフィルターにある紙の匂いなどコーヒーの香りを阻害するものがないことも、おいしさを感じるためにプラスに働いていると言えるでしょう。

ネルドリップに便利な器具

ペーパーフィルターでドリップする時には、多くの場合ペーパーフィルター・ドリッパー・サーバーなどを用意します。

では、ネルフィルターでコーヒーをドリップしたい場合、ペーパーフィルターとは違うドリップの仕方になるのでしょうか?

まず、ネルフィルターはペーパーフィルターのように自立させることができません。そこでドリッパーを使う代わりに、輪のついたハンドルにネルフィルターをかけて使います。

下から支えると言うよりも上から下げるように使うため、コーヒーポットでお湯を注いだり、抽出したりする間、高い位置にネルフィルターをキープする必要があります。

より簡単にドリップしたいと考えるならば、サーバーにネルフィルターのハンドルをセットできる専用サーバーを検討してみるのも良いでしょう。

ネルドリップで至高のコーヒーを

ネルドリップで至高のコーヒーを

ペーパードリップは、ドリップコーヒーをより簡単に入れられるように開発されてきた経緯があります。

昔ながらのネルドリップは、コーヒーギアの手入れやドリップに試行錯誤する過程など、多少手間がかかる部分もありますが、より愛着も湧いてくるようですよ。

ネルドリップコーヒーで至高の1杯を楽しんでみてはいかがでしょうか。




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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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